山南敬助の愛刀

昨日の記事についてコメントを頂き、山南敬助の愛刀について書いていないことに気付きました。
本来ならば、山南のプロフィールにて触れておかなければいけないところです(汗)
これは、できるならば避けて通りたいという気持ちがどこかにあったのかもしれません。
近藤や土方らの愛刀と違って銘鑑には載っていないし(嫉妬)、山南の愛刀について書くには、岩城桝屋事件を避けて通るわけにはいかないし・・・
しかし、剣術も優れていた山南の愛刀に触れないわけにはいかないですね。

岩城桝屋事件というものがあり、この事件は小島家に伝わる「異聞録」によって知ることができます(岩城桝屋事件については、近いうちに詳しく書きます)
その「異聞録」には、この事件によって斬り合いになって生じた刃こぼれ、刃切れ、また血糊が付着しているなどの刀3本が描かれています。
そして「山南敬助が岩木升屋に乱入した浪士を討ち取り、この時に刀が折れ、会津公から金八両を頂いた」と言った内容のことが書かれています。
この3本の刀のうち、真中の刀が一番ひどく、途中で折れており、血糊もすごいです。そしてこの刀が山南敬助のものです。
そこに『摂州住人赤心沖光作』の銘が記されていることから、山南敬助の愛刀は赤心沖光と言われております。

この描かれた刀より、この事件がいかにすさまじいものだったか、また山南敬助が勇敢であったかということを伝えております。そして他の記録などから、この事件により山南は大怪我をしたと考えられます。

壬生寺や八木邸の近くに「京屋忠兵衛」という新選組グッズショップがあります。レアな商品があり、新選組ファンにはたまらないお店です。ここに土方、斎藤、藤堂ら他のメンバーの愛刀が売られています。京都のお土産屋さんなどでも売っていますが、ここで売られているものは高いクォリティーの刀です。そのかわり、値段もはりますよ。特に土方の刀にはびっくりです!
残念ながら山南の愛刀はありません(涙)
もし売っていたら、買っているだろうな~

『赤心沖光』赤心には、いつわりのない心・まごころという意味があります。いつわりのない心、つまり誠の心 です。
そしてここからは勝手に私が結びつけているのですが、沖光の沖は沖田の沖、光は光縁寺の光ですよ、みなさん、すごいでしょう(笑)
沖光はさておき、『赤心』の意味を思うと、胸が熱くなるわけでございます。

山南の愛刀について書いていたら、山南がこの刀をいつ頃、どのような思いで入手したのか、また入手経路などについて、無性に知りたくなりました。
しかし知る由もありません。
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Commented by red_95_virgo at 2005-11-22 23:08
「赤心沖光」って言われてみればとても不思議な銘ですよね。
そういう刀鍛冶がいたかどうかも不明なわけでしょう? 「摂州」というからには大阪の人ですが、どういう人物なのか、またどういう経緯で山南がこの刀を入手したのか、というのも突っ込んでいけば小説1本ぐらい書けそうですね(笑)。
エリさん、探ってみませんか?

私のハンドル「レッド」は「赤心=誠」の意味も込めてつけたんですけど、その時は山南の佩刀が「赤心沖光」という銘だとは迂闊にも知りませんでした。今思うと不思議な気持ちがします。
Commented by integrity-23 at 2005-11-23 00:08
「赤心沖光」ってそーいえば聞いた事あります!分かってるなら刀売って欲しいですねー升屋の事件といえば山南さんがもっとも活躍した事件ですね!!!山南さんの愛刀見たいです。「赤心」燃える感じがしますねー
Commented by eri-seiran at 2005-11-23 18:58
>レッドさん
そうなんですよ。あらゆる刀工銘鑑を探しても見当たらないので、かなり謎らしいです。それに「岩城桝屋事件」についても永倉など生き証人が記録として残していないというのも不思議なんですよね~
山南については本当に謎だらけで、「もう嫌!」と思う時もあるのですが・・・やっぱり好きです(笑)
レッドさんの仰るように赤心沖光、それから光縁寺の良誉上人との関係など、突っ込んでいくとも山南についての興味深い小説が書けそうですよね~摂州は今の大阪の西部と兵庫県の南東部ですね。「摂州は大阪のどこだったかな?」と、思わず調べましたよ(汗)
まあ~私は無理ですけれど、最近、色々な小説で山南のことを丁寧に書いて下さっている作家の方もいらっしゃいますので、そろそろ山南を主人公にした小説を書いてくださいと、お願いしたいところです。
Commented by eri-seiran at 2005-11-23 21:33
>intergrity-23さん
赤心沖光は刀工銘鑑にも載っていない、幻の刀なのです。だから見ることは無理なんですよ。
昨夜、33回「友の死」を観ていたら、ドラマの後の「新選組を行く」は「総長山南敬助と光縁寺」というタイトルであり、そして異聞録の「愛刀の押型」が出ていました。
去年の京都での新選組の展示会では、これを見ることができたので、今回ももしかしたら・・・と少し期待しております。
Commented by integrity-23 at 2005-11-23 23:58
私も押型見たいです!!!大河で見ただけなので。日野で見れたらいいですよねー赤心沖光を見れないなんて残念です。山南さん自体なぞが多い人ですが刀まで謎なんて・・なんかカッコイイです。でも事実が知りたいです・・・
Commented by eri-seiran at 2005-11-24 01:00
>intergrity-23さん
そうですね。謎だらけの人ですから~考え出したらきりがありません。私的には、謎があるからこそ、惹かれてしまうのも事実です(笑)
「愛刀」の押方は小島資料館にありますが、公開されているのかは分からなくて・・・ごめんなさい。
by eri-seiran | 2005-11-22 11:08 |  山南敬助 | Comments(6)

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