2008年の大河ドラマから山南敬助の人生を辿る

2008年の大河ドラマは、宮尾登美子さん原作の『天璋院篤姫』になったというニュースが入ってきたのが先月の初め。そして今週になって、主演が現在の連続テレビ小説「純情きらり」で主人公を演じている宮崎あおいさんというニュースが入ってきました。宮崎あおいさんという抜擢にもびっくりしましたが、こんな早い時期に主演が決定したということにも驚いてしまった。『新選組!』も香取君が近藤勇を演じるというニュースはこんなに早く流れたのかしら。
その頃は、このような情報に疎かった私でした。

さて幕末ファンと言いながら、篤姫については詳しくない。薩摩藩の出身。島津斉彬の養女になって、政治的指名を担って徳川家定に嫁いだ。そして家定亡き後、徳川家のために尽力し、明治を生きたということくらいでしょうか。

そこで少し調べてみました。
生年月日が天保6年(1835年)12月19日。と言うことは、土方歳三と同級生ではないですか!山南敬助が天保4年(1833年)の生まれと云われているので、山南敬助より2歳年下。しかし山南の場合、天保7年(1836年)説もありますので、その時は山南が篤姫より1歳年下になります。とにもかくにも近藤勇初め試衛館のメンバーなど幕末の志士たちと同時代を生きた方です。
篤姫は嘉永6年(1853年)に江戸入り。この時、山南敬助の一般的に云われている生年で考えると、山南は21歳です。そして、山南敬助が小野派一刀流の飯田町堀留大久保九郎兵衛の門人であったことを証明する中山幾之進との剣術試合は、嘉永6年4月15日に行われたと推測されています。そうこの時、山南は江戸にいたのです。近藤らと出会う前のことです。
篤姫が13代将軍である家定との婚礼が行なわれたのが、安政3年(1856年)です。山南敬助が24歳です。山南が試衛館を訪れた詳しい時期はわかりませんが、「新選組日誌 コンパクト版 上」では、安政年間の前半、あるいはそれ以前にさかのぼって考えていいのかもしれないと、書かれてあります。私的には、大久保九郎兵衛の門人として中山幾之進と剣術試合を行なった年月日を幅広く考えても、嘉永4年(1851年)から嘉永6年(1853年)になるので、安政年間の前半をさかのぼるということは考えにくいのでは?と思っています。とにかく篤姫と家定が婚礼を挙げた時には、すでに試衛館と出合っていた可能性があるというわけです。
安政4年(1857年)に家定が急死。篤姫は落飾して天璋院と改める。島津斉彬も急死。そして安政の大獄。山南敬助が25歳の時。
安政7年(1860年)に桜田門外の変によって状況が大きく変化。山南敬助が28歳の時。この時はすでに山南が試衛館と出合っていたのはほぼ間違いなし。山南敬助のその後の人生に大きな影響を与える運命の出会いがすでにあったわけです。
文久2年(1862年)、公武合体のために孝明天皇の妹である和宮が14代将軍の家茂に嫁ぎ、大奥ではいがみ合いがあったらしい。
その翌年、その和宮が嫁いだ14代将軍の家茂の上洛にあたり、山南敬助初め試衛館のメンバーも浪士組として上洛し、新選組が生まれたわけです。
そして元治2年(1865年)2月23日、山南敬助は自分の人生に幕を閉じました。

その後、鳥羽・伏見の戦いに敗れた幕府。天璋院は徳川家の存続、また慶喜の救命、そして維新後は徳川家の維持に尽くし、明治16年に48歳で亡くなったとのこと。

幕末と言う動乱の時代にそれぞれの人生があり。
途中から、メインは篤姫の人生か、山南敬助の人生か、わからなくなってきました(汗)。両方です。
山南がこの年齢の時にはこんな出来事があったのか~とか、その度に山南自身、色々と考えたんだろうな~とか、その年齢ごとに色々な思いがあったんだろうな~そんなことを考えながら書いていました。

なんか2008年の大河ドラマ、山南敬助の人生についても考えながら観てしまいそう(苦笑)。まあ~ドラマを2倍、3倍楽しめていいかな?
ところで一番気になるのは、他のキャストですよ。
今年の大河ドラマに殿内義雄を演じた生瀬勝久さん、松平容保公を演じた筒井道隆さんが出演され、来年の大河ドラマには伊東甲子太郎を演じた谷原章介さんが出演。近づいてきたな~と感じているのですが・・・無理かしら。
とにかく徳川家定、徳川家茂、徳川慶喜などをどなたが演じるか、非常に楽しみです。
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Commented by at 2006-09-10 21:35 x
エリさん、こんばんはー。
『篤姫』主役決定のニュース、やっぱり早いと思いました?
私も、ずいぶん早いなーと驚きました。
考えてみれば昨年、『風林火山』の主役が内野さんに決定したということが、公式発表の前にスポーツ紙にすっぱ抜かれてしまったことが影響しているのかなと勘ぐっております(笑)。
篤姫については数年前の『大奥』というドラマで初めて聞いた名であり、また宮尾さんの原作も読んでいないので今でもわからないことばかりなのですが、やはり動乱の時代ということで彼女自身も山あり谷ありの生涯を送ってきているんでしょうね~。幕末に限らないですが、やはり歴史に名を残す方たちは凄まじい人生送っているなと思います。
私もこの『篤姫』は、観るとすれば『組!』フィルターをかけて観てしまうかもしれません。(笑)。
他のキャストの発表も楽しみですよね。
個人的には徳川慶喜がどのように描かれるのかが楽しみでもあります。
自分自身が茨城の出ということもあるのですが、慶喜は良く描かれるときと悪く描かれるときのその落差が激しいので、今度はどのような人物になるのだろうと(笑)。
Commented by eri-seiran at 2006-09-11 07:50
>悠さん
おはようございます。あまりの早さに本当にびっくりしましたよ。
主役が宮崎あおいさんとわかったら、こちらとしては他のキャストについてあれこれ考えてしまうでしょう?昨日も酒を飲みながら、この話題になったのですが、篤姫が宮崎あおいさんなら、和宮は誰になるんだろう?とか。篤姫が家定に嫁いだ時の年齢と宮崎あおいさんの年齢が同じくらいだよな~その時の家定の年齢が堺さんの年齢と同じくらいなんだけれどな~とか(笑)

私は映像で観て、良かったと思える作品については原作を読むのですが、今回は時間もありますし、原作を先に読んでみようかな~と、思っております。
本当に慶喜は、良く、また悪くのどちらかの描き方になってしまいますよね~どのような人物として描くか、またどなたが演じるか、私も気になるところです。
幕末の動乱、女性も歴史に名前を残さなかった志士たち、そして小島鹿之助や佐藤彦五郎など陰から支えた人たち、幕末にそれぞれの波乱の人生があったんだな~と、私も改めて思った次第です。
by eri-seiran | 2006-09-09 21:01 | エンターテインメント | Comments(2)

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