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あれから3年経った8月22日

史実の山南敬助が亡くなって、142年が経ちました。
旧暦で考えれば2月23日、新暦で考えれば3月20日、今年、史実における山南敬助の143回忌でした。

そしてあれから3年、8月22日の今日は山南敬助@堺雅人の命日。あの日からそう思わずにはいられません。今年で4回忌。

人が死ぬ場合、現代の医学ではどうすることもできない不治の病だったり、致命傷など色々なケースがあります。また突然の死もあるでしょう。それは現代においても江戸時代においても同じ。ただ医学が進歩して、幕末では不治の病、致命傷と言われていたものが、そうでなくなったり。
そして昔も今も変わらないのは、治って欲しい、再び元気になってほしいと、身内や友人ら知人たちが願うこと。

現代にはなく、昔にあったのが切腹。
人の精神がその内臓に宿っているからと考えられていたことにより、腹を切り、内臓を見せる。
「赤心を示す」とか、「腹を割って話す」とか、「腹黒い人」とかいう言い方が日本にありますものね。

江戸時代における切腹は、武士の名誉を重んじた死罪のひとつでした。

武士がみずからの罪を償い、過ちを詫び、不名誉を免れ、盟友を救い、己の誠を証明するための方法だったのである。

と、 『いま、拠って立つべき“日本の精神” 武士道』(訳者:岬 龍一郎  PHP文庫)にて、著者の新渡戸稲造は切腹について述べています。
                    
平成16年(2004)8月22日、切腹を命じた近藤勇、切腹と言い切った土方歳三も、そして試衛館のメンバー初め誰もが本当は生きてほしいと思った。
現代にいながら見ていた私も同じだった。
しかし、新渡戸稲造の言われる通りの切腹を自ら選んだ山南敬助。

8月22日、やっぱり忘れられない。
by eri-seiran | 2007-08-22 23:10 |  ドラマ/映画/舞台

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