あの方も訪れただろう浅草寺
2008年 10月 24日
さて今回、平成中村座の芝居小屋は浅草寺にありました。このお寺は都内最古の寺院だそうです。私は、浅草寺には20年ほど前に父親と初めて訪れ、今回はそれ以来であり、歩いていると20年前の記憶が色々とよみがえってきました。
東京には所用で行って、1泊2日の予定がもう1泊しなければならなくなり、それで時間があり、父の意見だったか、私の願いだったか。多分に父が提案して、私も行きたいと言ったのだろう。
今はガツガツと東京に行っている私ですが、これが2度目の東京でした。
そしてあの方も多分に浅草寺に来たことがあるのではないだろうか。
あの方とは山南敬助。
江戸時代、幕府の祈願所とされ、江戸文化の中心であった浅草寺。日光・奥州街道が通っている。山南敬助も初めて仙台から江戸に出てきた時に浅草寺の横を通り、雷門を見たりして、ここが浅草寺と認識しただろう。
山南が試衛館に出逢う前に居た大久保道場からは直線にて約5キロ。多摩に行くことを考えると近い。江戸にいる時に行った可能性は十分にある。
これは1日目の夕暮れ時。
こちらは2日目である17日の仮名手本忠臣蔵のプログラムBを観て宿に帰る時に映した五重塔です。
歌舞伎を観た後にライトアップされた五重塔。さらに幸せを感じた瞬間でした。