2007年 07月 10日 ( 1 )

雲の絶間姫に遊女お染に女房お吉

昨日と本日、大阪松竹座で七月大歌舞伎の夜の部と昼の部を観て参りました。
本当なら、どちらかを観て、1週間ほど経ってからもう一つの方を観た方が良いとは思ったのですが、今月の後半は仕事においてもプライベートにおいてもスケジュールが一杯いっぱいになりそうであったし(案の定なっちゃった)、仕事が休みの日でないと観にいけないしということで2日続けてということになりました。
しかし2日続けて観るというのはちょっと疲れますね。観ている間はいいんですけれど、観終わった後にそれは出てきますね。ひとつの楽しみが終わることも大きい。そして明日からは仕事だし。仕事における宿題を終えていないし(汗)。

昨日の夜の部、本日の昼の部も満員御礼に近い状態だったのではないかと思います。
私的には昼の部、夜の部のどちらかと言えば、夜の部の方が良かったかな?もちろん、孝太郎さんが二役あることも大きいのですが、『鳥辺山心中』の後の『身替座禅』は笑って楽しめたし。仁左衛門さん、コミカルなものも流石ですね。仁左衛門さんに愛之助さんがうまく付いて行っていると思いました。歌六さんも良かった。

後、話しが少しずれるんですが、昼の部での『橋弁慶』、そうそう『新選組!』の第17回にて、狂言で登場したんですよね。狂言の後、食事をしながら、会津藩士と芹沢が『橋弁慶』の話で盛り上がっているので、土方が山南に「参加しろ」と言い、緊張していて「そう言われても」と言う山南。会津藩士らが帰ってから、山南と平助で「橋弁慶」について盛り上がっていたら、土方が「今、話しても遅いんだよ」と(笑)。その『橋弁慶』での弁慶を土方が後に出会う榎本武揚が演じていましたよ。ごめんなさい。つまり愛之助さんです(苦笑)。

そしてお目当ての孝太郎さん

良かったですよ。とても良かったですよ。雲の絶間姫、遊女お染、そして女房お吉。どれも違うタイプの女方で大役。

『鳴神』の雲の絶間姫は気品、知性、色気がたっぷり。そして鳴神上人@海老蔵へのクドキ。あれなら鳴神上人だって恋に落ちるよ。雲の絶間姫、最後の方では自分の目的を果たし、自分の素姓がわかる様相の変わり方も良かった。

『鳥辺山心中』の遊女お染。半九郎@愛之助を一途に想うお染がとてもかわいらしいの。
半九郎がお染の膝枕にて寝るところなんか、なぜか、私がドキドキしちゃった(笑)。最後はとても悲しいですけれど。

『女殺油地獄』のお吉はこれまで私が観た女房役の中でもまた違うタイプの女房で、色々な方を相手に何度も演じているだけに、また当たり役と言われているだけに流石と言ったところでした。
最後の方、すごい体力を使うよな~とか、怪我しないのかしらと心配しながら、なんってしなやかな体なんだろうと思ったり。

また片手で赤ちゃんを抱き、もう片手で子供の手を引き、寝床に連れていくところなんか、母性を感じちゃった。私もあの子供になりたいとマジで思った(笑)。
序幕で赤ちゃんを抱いて、与平衛@海老蔵に話をしている時も、手でよしよししながら抱いている姿はまさしく母だ(笑)。よくありそうな七左衛門@愛之助との夫婦像もまた良かった。
妻であり、母であるお吉が亡くなった後の七左衛門と子供たちのことがとても気になったり。

そしてお吉@孝太郎、与平衛@愛之助の再演を観たいと思った次第です。

とても簡単ですが、取りあえず、大坂松竹座での『七月大歌舞伎』における孝太郎さんについてでした。あ~やっぱり良いよ、孝太郎さんの女方。次の舞台が楽しみ。
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by eri-seiran | 2007-07-10 22:05 | 歌舞伎 | Comments(4)

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