カテゴリ: 本( 31 )

『新選組 幕末の青嵐』の著者

斎藤2週間ほど前、本屋さんで『新選組 幕末の青嵐』(アスコム)の著者の名前が書かれた本で、新選組の文字が書かれた本が目に入った。それは『地虫鳴く 新選組裏表録』(集英社文庫)でした。
ちょっと目を通しましたが、伊東の名前は何回も出てきたものの、山南の名前が出て来なかったこと、現在、家に読むつもりで購入した本がいくつかあることから、今回はパスしました。

『新選組 幕末の青嵐』は2004年に大河ドラマ『新選組!』が放映され、久しぶりに新選組への温度が高くなり、新選組に関する本を読みたくなり、買った本でした。一人ひとりを取り上げて書くなど今までの新選組小説とは違う視点から、またそれも試衛館のメンバーだけでなく、芹沢、山崎、武田、そして清川や山岡まで新選組のメンバーではないけれど後の新選組に大きく関わった人物まで取り上げています。

自分、この本について記事で紹介したつもりになっていたのですが、どうもしていなかったようです。
自分の記事で、この本に触れてあったのはブログ紹介バトンにおいてでした。そして「貴方のサイト名を教えてください」という質問にこのように書いてありました。


青嵐の足跡

どのようなブログにするか、またカテゴリーなども決まっていたのですが、これが一番悩みました。それでデビューが数日遅れたと思います。
山南敬助中心のものにすることは決まっていたので、山南敬助の名前を使おうかとも思ったのですが、恐れ多くて・・・
20年以上の山南敬助への想いが爆発した2004年の前半に読んだ小説、木内昇氏の『新選組 幕末の青嵐』(アスコム)はお気に入りで、色々と悩んでいる時にその青嵐がちょっと頭に浮かびました。
「せいらん」と読んで青葉を吹きわたる風のこと。「あおあらし」と読んで夏の季語。
志を果たそうと熱い思いを持って、試衛館の同志らと上洛した山南。しかし彼が表舞台に立った夏は文久3年(1863年)の一度きりでした。でもそのひと夏、彼が風を吹かせたのは確かなんです。
そんな思いから青嵐の足跡(せいらんのあしあと)。青嵐を山南敬助に例え、山南敬助の足跡と言うわけです。



そうなんです。

さて月曜日の夜にニュースを見ていたら、芥川賞と直木賞について流れて、直木賞の受賞者に木内昇さんの名前が出てびっくりでした。そうなんです。『新選組 幕末の青嵐』を書かれた方でもあります。びっくりしたと同時に嬉しかったです。
そしてさらにびっくりでした。女性だったんですか。私は名前からして男性ばかりと思っていました。すみません。

女性だったということでめちゃくちゃ納得です。
『新選組 幕末の青嵐』は内容や文章が優しくて柔らかい。そしてきれいです。

そんな『新選組 幕末の青嵐』は集英社文庫から文庫本も出ていますよ。
私は『地虫鳴く 新選組裏表録』より先に受賞作品となった『漂砂のうたう』を読みたいと思っています。
[PR]
by eri-seiran | 2011-01-20 13:04 |  本 | Comments(2)

イケメンですって。

働けど働けど仕事が片付かない、発熱のない風邪でしんどいものの休めない、もう何もかもイヤ!という地獄の状況でしたが、風邪の方も落ち着き、この週末、仕事もちょっと落ち着きました。
そこで金曜日には、夏休みに香港に行こうと決め、旅行会社に行って来ました。そしてその帰りに本屋さんに寄っておもしろそうな本がないかと見ていたら、『イケメン幕末史』というタイトルの本を見つけました。
著者は歴ドルの小日向えりさんで、PHP新書からです。

私の大好きなあの方はこの本には絶対に載っていない、絶対に自分が買う本ではないと思いながらも、ちょっとチェック。
土方歳三や中岡慎太郎などがイケメンだというのはわかるのですが、他はよくわからない。この人はそうでもないよな~坂本龍馬は知名度から載っているよな~とか、そして最後の方になっていき、ほ~らね、やっぱり載っていないよね~なんって思っていたら、載っているではないですか。びっくりです。あいうえお順だったので、山南(やまなみ)でラストから2番目。ラストは吉田松陰でした。
『新選組!』にて堺雅人が演じたことによって女性人気が上がっているようです。これがなかったら、載っていないだろうな。

でも載っていたからという理由だけでは買わない。
山南敬助についての説明が自分の考えと似ていました。例えば新選組研究家という方でも小野派一刀流をスルーする方もいますが、小野派一刀流を修めたことには触れてあったし、脱走説は疑問視しているし、そして色々な逸話を全て信じるのではなく、色々と読んで、自分の考えを書かれているようであり、それが良かった。

と言うことは他のイケメンたちについてもそうだろうと思い、私が他のイケメンたちを知るのにいいのでは?と思って買いました。

イケメンとは美男子のことだと思っていたのですが、ウィキペディアによると、広義では、
もしくは様々な要素によって「カッコイイ」と認定された男性に対して使用される
と書かれています。だから山南のことをイケメンとしても良いのね。
土方や左之助はイケメングループに入っても、山南は絶対に入れないと思っていましたから(苦笑)。
[PR]
by eri-seiran | 2010-06-20 20:33 |  本 | Comments(6)

小説『竜馬がゆく』

生きている以上、色々と悩み事があるわけですが、ここ数ヶ月間、ゆる~りと悩んでいたことが昨夜、解決しました。
司馬遼太郎の『竜馬がゆく』を読み始めることにしました。大河ドラマ『龍馬伝』が来年より始まる前に龍馬についてもう少し勉強しておきたいな~それならば昔に読んだ『竜馬がゆく』を再び読もうかな~それならば買わなくても本棚にあるしな~でも文庫本8巻は長いよな~せっかく読むならば違う小説家の方が書いたものがいいかな~とか悩んでいたのですが、昨夜の歴史秘話ヒストリアのフリーをなめたらいかんぜよ!~坂本龍馬と海援隊 夢と挑戦の日々~を観て、やっぱり勉強しようと思い、そして『竜馬がゆく』にしました。
『竜馬がゆく』にしたのは、勉強しよう、龍馬が描かれた小説を読もうと決めたのが23時前でもちろん本屋さんは閉まっているし、家に龍馬が描かれた小説は『竜馬がゆく』しかないし、翌日に本屋さんに行って龍馬について書かれた新たな本を探すのも大変だから。

天満の八軒家の船宿にゆくために高麗橋を渡ろうとしていた。
                 司馬遼太郎『竜馬がゆく(一)』(文藝春秋)より


これは19歳の竜馬が土佐から初めて江戸に向かう途中、大坂で岡田以蔵と出会うシーンです。
八軒家の船宿と言えば、新選組も大坂に滞在中はここでした。そして高麗橋は山南敬助が不逞浪士と戦った岩木升屋があった所です。

竜馬と岡田以蔵がここで出会うのは史実ではないでしょうが、実際、坂本龍馬もこの辺りは歩いていたんだろうなと改めて思いました。
そして龍馬が土佐から江戸に向かい、千葉定吉の桶町千葉道場に入門したのが嘉永6年(1853)だそうで、山南敬助が小野派一刀流の大久保九郎平衛門人であることを書いた山南の自筆は嘉永6年(1853)に書かれたものだと云われていまして。
だから龍馬が北辰一刀流に入門した時、山南はすでに江戸にいて、そして少なくともその時は北辰一刀流ではなかったということなのよ。

『竜馬がゆく』を読むことは坂本龍馬や幕末について学ぶことができると共に山南敬助についても何か見えてきそうです。
[PR]
by eri-seiran | 2009-11-12 22:23 |  本 | Comments(0)

土方の名前がタイトルの書籍だけれども

自分、山南敬助を好きになって20年以上も経つのですが、20年以上も山南敬助に対してずっとこんなに温度が高かったわけではありません。
初めて山南を好きになった頃のように、いやそれ以上に温度が高くなったのは、言うまでもなく2004年の大河ドラマ『新選組!』がきっかけでした。

と言うことで、久しぶりに山南敬助&新選組に熱くなった2004年、再度、勉強をし直そうと思い、最初に購入した書籍が藤堂利寿氏の『知れば知るほど面白い人物歴史丸ごとガイド 土方歳三』(学習研究社)でした。
山南ファンなのに、何故にこのタイトルの本を買ったのかな~と思い、久しぶりにペラペラ捲って読んでいたら、丁寧に書かれていて、読みやすいわと思いました。だからタイトルに拘ることなく買ったんだわ~私。

第一章 多摩編
第二章 京都-飛翔編
第三章 戊辰戦争-激闘編
第四章 箱館戦争-散華編


という四つの章に分かれていて、そして90の出来事などについて説明されています。そこには山南が主人公である岩城升屋事件も取り上げられているんです。そう、土方があまり関係していなくても新選組における出来事はきちんと取り上げられているんです。
また山南が試衛館と出会うまでに学んだ剣術を小野派一刀流と北辰一刀流の両方を挙げていたりして、このように山南や山南に関する出来事についての解釈がなるほどと思えることも多かったりして全体的に好感が持てたのも買った理由かもしれません。
山南の名前が登場する出来事で挙げられている主なものとしては、

襲名披露
浪士組、江戸を出発(山南が村上俊五郎に激怒した出来事の解釈があり)
松平容保に武術披露
岩城升屋事件
驚愕!(山南敬助の脱走と切腹について)


などなど。
岩城升屋事件については、近藤と行ったのか、土方と行ったのか、岩城升屋だったのか、或いは鴻池だったのか、ということがありますが、岩城升屋と鴻池の距離がとても近いことから、同じ日に不逞浪士が両方を襲ったのでは?最初に岩城升屋にて不逞浪士を追い払ったところ、鴻池から使者が来て、山南と土方が鴻池に行き、そこで山南の刀が折れたのでは?という考察をされていて、やっぱりそれもあり得るよね?と改めて納得。
やっぱりこの本、いいわ。
[PR]
by eri-seiran | 2008-08-29 20:21 |  本 | Comments(0)

1000人の中に入る山南敬助

資料として買った本はあまり読み返したりしない。ある程度たまると図書館に寄付する。4年前に大河ドラマ『新選組!』に出演した時もそうだった。

『週刊ザテレビジョン』の今週の顔にて、現在、大河ドラマ『篤姫』にて13代将軍徳川家定公を演じている堺雅人さんはそのようにおっしゃっています。今回の大河ドラマの分も寄付する予定らしい。

あ~4年前の山南敬助を演じるにあたってどの本を読んだのだろう。どのくらい読んだのだろう。どちらの本が参考になってあの山南敬助が出来上がったのだろう。参考にした本のタイトルが知りたい。その中に一冊くらい、私の持っているもの、読んだことがあるものが入っているだろうか。
山南敬助を演じるならば、この随筆本は読んでいるでしょうと勝手に思ったりしているんですけれど。

さて堺さんが演じてくれたことによって知名度が上がった山南敬助ですが、その山南が日本を作った人物として紹介されている本があります。『 ビジュアル版 日本史1000人 下巻』です。下巻は関ヶ原の戦いから太平洋戦争集結まで。と言うことは、上巻はそれ以前。
歴史におけるキーパーソンとして、1000人の中に山南敬助の名もあり、紹介されているんです。これはちょっと嬉しい驚きでした。新選組のメンバーでキーパーソンとして紹介されているのが、近藤勇・土方歳三・芹澤鴨・伊東甲子太郎・沖田総司・山南敬助です。これは取り上げている順番ね。ちょっと不服もあるのですが、目次で見ると、沖田総司→山南敬助→坂本龍馬となり、それがちょっと嬉しくて。だから許そう(苦笑)。近藤と土方はA4サイズの2ページで紹介されているけれど、芹澤に伊東に総司に山南は同じ2ページを4人で仲良く分け分け。近藤と土方の4分の1だけれども、サブタイトルが気に入ったから許そう。

智と武で新選組を支えるも、袂を分かつ総長

です。
他の新選組メンバーはキーパーンソンに関連する人物として、大勢いる新選組の中から20名が同じ2ページで『新選組の人々』にて紹介。
ちなみに1000人の中にこの20名も入ります。

さて13代将軍徳川家定なんですが、この中に入っていないんです。奥さんの篤姫はキーパーソンとして紹介されており、そこに家定の名前は出てくるんですけれど。
正直言って、徳川家定が紹介しておらず、山南敬助が紹介してあったのにちょっと驚いたのですけれど。それよりも山岡鉄舟が『新選組の人々』と同じ扱いで、『幕末に活躍した幕臣』にて紹介されていて、山南敬助より小さい扱いでいいのか?と山南ファンですが思ったり。
このキーパーソン、またキーパーソンに関する人物の基準が山南ファンですけれど、よくわからないんです。
近藤勇が好きだったようである赤穂浪士のリーダーである大石内蔵助が1000人の中に入らないのもよくわからないんですけれど。

この1000人の基準と、またその1000人の中でも扱い方についてよくわからないのですけれど、山南ファンとしては、山南は登場しないだろうな~と思いながらページを捲った本の中に山南敬助の名前が正々堂々と取り上げられていて嬉しかったわけです。
[PR]
by eri-seiran | 2008-06-14 08:31 |  本 | Comments(0)

役に立つ、また気軽に読める新選組の本 其の参

11月の下旬に江戸に行った時には、宇都宮まで足を伸ばそうかな~と考えております。
街道てくてく旅 日光・奥州街道編はとてもとてもおいしい。
先週の10月9日(火)は、宇都宮の宇都宮城址からの中継でした。宇都宮藩では早くから新政府軍の応援部隊を入城させ、会津藩と対峙していました。そんなわけで、旧幕府軍による宇都宮への総攻撃が行われ、その攻撃隊の先鋒軍の隊長が会津藩の秋月登之助、参謀が土方歳三だったそうです。そして旧幕府軍が勝利し、城を一度は手に入れたものの、新政府軍の攻撃にあい、宇都宮を離れ、再び北上していくことになるわけです。
またこの宇都宮の戦いで土方歳三は右足を負傷したと云われています。

この宇都宮の戦いの時に宇都宮城に北接する二荒山神社(ふたあらやま、別名ふたあらさん)に土方初め、新選組のメンバーは布陣していたと云われています。新選組ゆかりの地として紹介はされませんでしたが、昨日、街道てくてく旅の旅人・四元奈生美さんもこの神社に寄り、奥州街道の道中の無事を祈願する映像が本日の放送で流れました。
ここであれ?と思われた方もいらっしゃるかと思いますが、10月9日は宇都宮城址からの生中継。その放送終了後、旅人は日光街道と奥州街道の追分から日光街道に入り、先週の12日(金)に日光東照宮に辿り着いたのです。そして昨日、車で再び日光街道と奥州街道の追分に戻り、そこから今度は奥州街道を北上して行くということになり、それで昨日に二荒山神社に寄ったというわけです。

と書きながら、私が宇都宮に足を伸ばして一番訪れたいと思っている所は、宇都宮城址でも二荒山神社でもなく(もちろん訪れたら寄りますよ)、樹齢約400年という大イチョウの木です。雀宮宿から宇都宮宿に向かう途中にあるということで、10月9日の放送で紹介されました。山南敬助が見たかもしれない、彼は気付かずに黙々歩いていたかもしれませんが、この大イチョウの木はそんな山南を見ていたはず。そして戊辰戦争の宇都宮の戦いも見ていたのです。
この大イチョウの木、昭和20年(1945)7月の第二次世界大戦の太平洋戦争における空襲で町の半部が焼け、この大イチョウも害を被ったものの、翌年の春には芽吹いたそうです。すごい生命力。その大イチョウの木が見たい。

長々と書いてきましたが、ここから今日の本題です。
こちらの記事の続々編と言うことで、もう一つ、紹介したい本がありまして。
新選組ファンではありますが、山南敬助ラヴなので、山南敬助が亡くなった後の新選組については、それほど詳しくありません。
それで宇都宮城址や二荒山神社について書くにあたり、参考にした文献が新選組史跡事典 東日本編です。これには西日本編もあります。新潟・山梨・静岡などの中部地方より東が東日本編になり、中部地方から西が西日本編になります。西は幕末の熊本藩士・池辺吉十郎(京都留守居役助勤を務め、日記を残している)の墓がある熊本から、東は永倉新八が晩年を過ごした北海道の小樽まであります。

それぞれの史跡についての解説は『新選組大事典 コンパクト版』と同じように色々な方が書かれています。そしてこちらも新人物往来社の出版です。

『「新選組」土方歳三を歩く』(著:蔵田敏明 写真:芦澤武仁 出版社:山と渓谷社)を初め、いくつかの新選組関連のガイドブックを持っていますが、やはりガイドブックというものは持ち歩きに便利でなければいけません。軽くて小さいと言うことで、紹介される地域も史跡も限られてくるわけです。しかしこちらは事典でありますから、この史跡は誰絡みとか、この人は誰?こんな所に行ったんだ!とか、幕末以後に生きた方々が住んでいた地、そしては墓のある所まで載っており、一つひとつ詳しく解説してあり、地図はないものの、現在の住所、ランドマークがあれば、それまで教えてくれています。一部白黒の写真付き。

新選組関連のガイドブックではこれまで載っているのを見たことがない、若き日の山南敬助が修行した小野派一刀流・大久保九郎兵衛の大久保道場があったとされる地も載っているんです。山南敬助修行の地ということで。これを購入しようかと考えた一番の理由が、これが載っていたからなんですけれどね。
さすがに宇都宮の樹齢400年と云われている大イチョウの木は載っていませんけれど(苦笑)。

ゆかりの地を歩くのに持ち歩きはできませんが、行く前にチェックして、後は現代の地図などを持って行けば、なんとか辿り着けます。お値段がかなりするので、購入するまで悩みましたが、山南敬助に貢いだと思えば(笑)。
まあ~貢いだ分だけの価値は十分にある本です。

と言うことで、こちらも役に立ち、まあ~時間のある時に、気軽に読める本でございます。
[PR]
by eri-seiran | 2007-10-16 10:39 |  本 | Comments(2)

役に立つ、また気軽に読める新選組の本 其の弐

9日の夜、こちらの続編ということで記事の下書きをしていたら、来年の大河ドラマ『篤姫』に堺雅人さんが徳川家定役で出演という朗報が入ってきたものですから、急遽、記事の内容を変更とさせて頂きました。

ということで、今日は9日に記事にする予定だった『新選組大事典 コンパクト版』(新人物往来社)についての紹介です。
これはその名の通りに新選組に関する事典です。人物、出来事、ゆかりの地など新選組に関することについて、あいうえおの順番で解説しております。この解説に関わった方々は、私が知っている方から知らない方まで全部で47人。ひとつについて一人の方が解説してくれています。

こんなことまで解説してくれているというものがあり、とてもためになったり、なかなか面白かったり。

人物については、新選組の隊士(大幹部から私が知らない平隊士まで)、また幹部の奥方から恋人、家族まで。例えば、近藤勇の場合、奥方のツネ、娘のタマ、養父の周斎、深雪太夫にお幸。山南敬助の場合は明里のみ。
それから佐藤彦五郎(土方の義兄)や小島鹿之助、また京で病に伏せていた山南に逢えなかったという記録を残した富沢忠右衛門(政恕)、血糊が附いて折れた山南の佩刀を江戸・多摩に持ち帰ったと云われている松本捨助など多摩の人たち。
また浪士組として一緒に京に行った方々、例えば村上俊五郎(山南が烈火のごとく怒った相手)などなど。
松平容保公はじめ会津藩の方々。
西村兼文はじめ京の方々。
鴻池善右衛門や平野屋五平衛など大坂の方々。
徳川慶喜、勝海舟、松本良順、榎本武揚など幕府側の方々。
また桂小五郎、岩倉具視など敵対する方々など挙げたら限がありません。

出来事や事件についても本庄宿の篝火事件から五稜郭降伏まで。ここで山南敬助が主となる、また関わる大きな出来事として載っているものに、野試合(近藤勇の襲名披露)、大坂力士との乱闘芹沢鴨・平山五郎の暗殺岩木升屋襲撃山南敬助の脱走など。
この山南敬助の脱走については、色々な説を挙げたうえで、最後に、「この事件は、いまだ謎である。」と書かれています。本当に謎・謎・謎。私的には脱走はなかったと考えております。

他にもゆかりの地など、とにかく新選組に関するものがたくさん載っているのですが、挙げたら限がないので、山南に関すること。これまで挙げたもの以外では、
赤心沖光:山南の佩刀
沖田総司の手紙:山南兄の死に触れてある手紙で、何故に総司は亡くなった日を誤記したかということについて
光縁寺:山南敬助が眠る寺
試衛館の出稽古:山南敬助も教えに行っている
千葉周作道場跡:山南敬助が免許を受けたとされている
 これについては私的には???

こんな感じでしょうか。山南が関わった出来事、山南にとってもゆかりの地である所など、他にもあるのですが、限がないので。

最後にこんなものまで載っていますよというものでは、
沖田氏縁者:慶応3年4月26日に亡くなられて、光縁寺に埋葬された方
沖田総司の発病:元治元年のことなのか、それとも慶応3年のことなのか
池田屋事件の報奨金:山南はもらえなかったということさえ書かれていない、完全にスルー
新選組の役職:局長・副長・参謀・副長助勤の順番であり、総長は挙がっていない
土方歳三のイラスト:元治元年1月10日付の年賀状に書かれた幕府布陣図
石田散薬:土方家に伝わる骨つぎ、打ち身の妙薬

これらも挙げたら限がないんですけれどね。

とにかく、山南敬助&新選組を知る上で役に立ち、また気軽に読める本です。

そしてなんか書いていくうちに山南オンリーの事典を作りたくなってきました(笑)。ゆかりの人々、地、出来事などなど。ホームページに作ろうかしら。
結局はホームページにて紹介しているものを一つにまとめるということになるんですけれどね。しかし先にアップしなければならないものがたくさんあるので、作るとしてもまだまだ先の話。
[PR]
by eri-seiran | 2007-10-12 22:15 |  本 | Comments(0)

役に立つ、また気軽に読める新選組の本 其の壱

好きな人が薦める本と言うものは、少しでも関心があれば読みたくなる性質であるようで、以前に記事にした総長、つまり堺雅人さんが薦める酩酊状態で読む本の中から、三谷幸喜さんの『オンリー・ミー』(幻冬舎)と『角田光代』さんの『今、何している?』(朝日新聞社)を購入してしまいました(苦笑)。まず、『オンリー・ミー』から読み始めたのですが、素面ですが、いや~なかなか面白い。これはストレスも発散できそう。

このブログにも本のカテゴリーがあるのですが、記事の数23の殆どが小説であることに気付きました。と言うことで、今日は小説以外の本の紹介です。
普段、ブログやホームページでアップする時に、一番お世話になっている本が『新選組日誌コンパクト版 上・下』『新選組大辞典 コンパクト版』です。どちらも新人物往来社より。

『新選組日誌』は、天保5年(1834)に近藤勇が生まれた時から明治2年(1869)の5月18日に五稜郭が降伏して、箱館戦争が終わる時までの当時の記録、また後の記録などが年月の順番に載っており、それに解説もあります。この本の編集をされたのは、菊池明氏、伊東成郎氏、山村竜也氏です。
ちなみに上巻は、慶応元年(1865)の12月までであります。山南が亡くなったのは元治2年、つまり慶応元年の2月でありますので、山南について調べるには上巻だけで済んじゃうわけなんですが、もちろん新選組について勉強するためにも下巻も時々、目を通します。
これは平成15年(2003)に発行されましたが、それ以後に出てきた新たな資料もありますので、再び発行されることがあれば、改訂版としてお願いしたい。山南の名前がこの本に初めて登場するのが、文久元年(1861)の1月15日(1861年の1月は万延2年になります)に多摩での新年の稽古に参加した時の当時の記録です。しかし後に、佐藤彦五郎日記において、1月14日に近藤勇、沖田総司、他1名、そして山南敬助が来て泊まったという記録が出てきましたので、もし改訂版が出るようなことがあれば、1日早く登場することになります(笑)。また大久保道場にいた時の若き日の山南敬助の署名が残っていますので、できればそれも載せて頂きたいものです。

さてこれは大切なことから、あまりそうでないことまで載っておりますが、なかなか興味深いです。山南中心に読むわけですが、今まで見えなかったことが見えてきたり、解説を読んで納得したり、いや~そうかな~私的にはそれはちょっと違うな~と思ったり。
山南が登場するところには付箋が貼ってあったり、キーポイントなるところにはアンダーラインがしてあったり、そしてこの本の上巻はすでにボロボロ状態であります(苦笑)。学生時代、教科書や参考書をここまで使ったことがあっただろうか?

そしてこれ、山南敬助について書く時に参考にする以外、ちょっとした時間などに気軽に読める本でもあります。山南が登場するところについては熟読しましたので、他の方について、また山南死後にこんなことがあったんだとか、今まで知らなかったことも多く、新選組ファンとしてもなかなか興味深い本であります。

『新選組大辞典 コンパクト版』についても書くつもりにしていたのですが、長くなってしまいましたので、これについては次回に。
[PR]
by eri-seiran | 2007-10-08 23:25 |  本 | Comments(0)

『諜報新撰組 風の宿り 源さんの事件簿』

本日、京は五山の送り火なので、京都駅はすごい人込みで、大坂よりさらに暑く、また熱く。

そんな京でちょっと買い物をして、我が家に辿り着きました。
大阪空港ではちょっと舞い上がっていたのね。今、冷静に先ほどの記事を見ると恥かしく(苦笑)。

さて13日に記事にした秋山香乃さんの『諜報新撰組 風の宿り 源さんの事件簿』 (河出書房新社)、遅くとも関西に帰るまでには読み終わるだろうと書きましたが、記事にしたその日のうちに読み終わってしまいました。だって読みやすく、ストーリーも良かったものですから。

前回の『新撰組捕物帖 源さんの事件簿』(これについての感想はこちらより)は、一つひとつの事件を解決していくというものでしたが、今回は三章から成るものの、文久3年(1863)の晩夏から晩秋までの物語。佐々木愛次郎と恋人のあぐりが殺害されるちょっと前から、芹澤鴨暗殺、長州の間者を処分した頃までの話しで、繋がっています。

源さん、また前回に続き尾形俊太郎、中村久馬が良いのは言うまでもありませんが、今回は試衛館派のメンバーのキャラがすごく良い!平助がちょっと幼い感じもしますが、これから成長していくのでしょう。
特に山南敬助が良い。山南ラヴの私が言ってもあまり説得力がありませんが、この山南のキャラは好きだな~ちょっと良い人過ぎる感がしないでもありません。山南の弱さ、頑固さみたいなところがもう少し出てもいいのかな~とい感じがしました。
そして土方歳三。この方も良いい。しかしもう少し土方の弱さみたいなところがあってもいいのかな~。
山南と土方の関係。土方が信頼している仲間の一人。『サンナン』と呼ぶ土方。そして『トシ』と呼ぶ山南。事前に2人で話しをまとめてから、近藤に伝える。そして他のメンバーに伝える。そういう流れができているのよ。

改めて誓いの言葉を口にして鞘をずらし、刀身を三寸ほど空気にさらした。歳三と敬助も刀を引き寄せ、刀身を勇の刀に打ち付ける。

とか、

勇はもちろんのこと、一番こういうことには憤慨しそうな敬助がなにも言わないのは、歳三との間にすでに話がついているからなのだろう。三人からたちのぼる「やるしかないのだ」という無言の気迫が他の男たちの口を黙らせる。

もうたまりません。この大幹部である三人の男たちの無言の誓い、またたちのぼる気迫がたまりません(笑)。
読んでいる私まで、無言の誓いと気迫に何も言えません(苦笑)。

後、山南と源さんの関係も良かったな~年長者であるだけに、土方と山南のことをよくわかっていて、土方には言うことは言うし、このことについては山南に相談した方がいいなと思ったら、山南に相談する。そんな源さんはどちらかというと山南と同じような考え。だから源さんはサンナンが好きなのよね。

後、佐伯又三郎、斎藤一は一体何者だろう、敵か?味方か?
私も読みながら、源さんと一緒に悩みました。佐伯又三郎が意外な展開で、なるほど、今までにないキャラでなかなか良かったです。斎藤については、最初は『新選組!』の斎藤と同じパターンか?とか、なんだこいつは?とか色々と考えていたのですが、斎藤が新選組に入った理由として云われているひとつの説を使ったパターンでした。この説のことをすっかり忘れていましたよ。このキャラも良かった。

さてフィクションとして登場する新選組の隊士に、堺槙之進という人がいます。実際にいた隊士に酒井兵庫という方はいらっしゃるんですけれどね。なんかという漢字の苗字に反応してしまいましたよ。

最後に、山南敬助と土方歳三。お互いに信頼しあっているのですが、意見の食い違いの場面もあったり、また芹澤鴨暗殺で、山南敬助は源さんと一緒に平間重助を殺害するはずだったんですけれど、女と一緒に逃しちゃったのよ。またもや。
土方に聞かれた時、「踏み込んだ時には誰もいなかった」とウソをついたのは源さんだったんですけれどね。土方は逃がしたと気付いた感じでしたけれどね。

この後の山南と土方の関係を色々と勝手に想像する私です。
秋山香乃さんの書かれた山南と土方の関係、山南敬助の怪我、切腹に至る話では、『新撰組藤堂平助』(文芸社)が好きだったのですが、この『諜報新撰組 風の宿り 源さんの事件簿』の山南敬助と土方歳三で、岩木升屋事件、山南敬助の怪我、病、切腹(自刃でもいいです)を描いてほしいな。
[PR]
by eri-seiran | 2007-08-16 18:27 |  本 | Comments(0)

『トシ』と『サンナン』と呼び合う二人に胸キュン

お盆を実家で迎えるためにただ今、西へ移動中です。
飛行機が遅れたために、乗りたかった空港バスに乗れず、1時間半待ちです。なんって不便なだろう。他にも交通手段はあるのですが、空港バスに乗ったり、電車に乗ったりして、乗り継ぎ時間や運賃のことなどを考えると、急ぐ旅でもないので待つことに。

移動中の乗物の中で、秋山香乃さんの『諜報新撰組 風の宿り 源さんの事件簿』(河出書房新社)を読んでいました。この本は数ヶ月前から購入していたのですが、なかなか読む時間がなくて・・・
前回の『新撰組捕物帖 源さんの事件簿』と違って、山南敬助が副長として健在であり、長編小説であり、現在、第一章を読み終えたところですが、読みやすく、なかなか良い。

なんと言っても、土方歳三が信頼している仲間とは、近藤勇、井上源三郎、沖田総司、そして山南敬助の4人だけなんですって。山南を入れてもらえて嬉しくて、嬉しくて(笑)。

そういう土方は山南のことを「サンナン」と呼び、山南は土方のことを「トシ」と呼ぶ。
そんなに呼び合うシーンを読みながら、公共の場であることも忘れてニヤニヤしている私。
またこの二人がなかなか良い。胸キュンです。

この調子でいけば、遅くとも関西に帰るまでには読み終わりそう。
[PR]
by eri-seiran | 2007-08-13 10:59 |  本 | Comments(0)

山南敬助をメインにしたブログです。ホームページ『山南敬助 赤心記』共々よろしくお願い申し上げます。


by eri-seiran
プロフィールを見る
画像一覧