<   2007年 07月 ( 22 )   > この月の画像一覧

試衛館での朝ごはんと言えば、納豆だよね。

阿比留鋭三郎@矢部太郎、大津の親戚の所で静養して、無事に江戸に帰ったんだね。
違うってば(苦笑)。

すみません!『FNS27時間テレビ』での「クイズ!ヘキサゴンⅡSP」に登場した近藤局長@香取、土方副長@耕史、井上源三郎@小林、永倉新八@山口、原田左之助@太郎、そして阿比留鋭三郎@矢部。
局長のために集結したメンバーの姿とあの音楽を聴いているだけで涙が出そう。そして観る前からドキドキ。
あ~このドキドキ感って、第33回『友の死』や『新選組!!土方歳三 最後の一日』を観るまでのドキドキ感と同じだ。

昨日は最初の登場のシーンだけ、ちょっとリアルタイムで観れたのですが、後は仕事のために観れず。しかしこの最初のシーンだけで満足しちゃって、また今日はゆっくりと観る余裕がなくて、やっと先ほど、夕食を食べながら観ました。

「アツアツごはんに合う食べ物といえば」の答えは見事、みんなバラバラ。
でも香取君の納豆と言う答えには涙が出そうでした。
そうだよね、納豆だよね。
試衛館時代、みんなで朝ごはんに納豆を食べたよね。左之助は納豆が駄目だと言って食べなかったけれど。山南敬助@堺が「西の人には納豆を食べる習慣がないようですよ」と、説明していたっけ。
そして山南敬助が「うちの実家の方では砂糖をかけて食べていたな」と、また近藤勇が「多摩ではよくきな粉をかけていたな」と言ったりして、盛り上がっていましたっけ。
あの頃、楽しかったよね。
第8回の『どうなる日本』の最初のシーンです。

近藤局長@香取、他のメンバーが納豆と書いてくれず、「新選組って、案外、ぼくのこと、わかっていないんですね」と。
局長があのシーンを思い出したのか、また局長の答えに阿比留以外のメンバーがあのシーを思い出したかは全くわかりませんが、『組!』ファンとしては、局長の納豆という答えがとてもとても嬉しかった。嬉しかったよ。

局長、土方副長初めみなさん、お疲れ様でした。そしてありがとう。
[PR]
by eri-seiran | 2007-07-30 21:02 | 『組!』の愛しき役者たち | Comments(0)

元治元年(1864年)7月の山南敬助らの経過と状況

毎月、恒例にしている記事『山南敬助らの経過と状況』です。先月の記事を書いてから一ヶ月。つい先日、書いたような気がしていたのですが・・・この一ヶ月、早かった。
元治元年(1864)6月については、山南敬助について当時の記録などに名前が全く出てこなかったものですから、記事にするモチベーションが低く、6月も終わるギリギリになってしまいました。
これから書く、元治元年(1864)7月については、永倉新八が明治初期に残した記録に山南敬助の名前があるので、モチベーションは高かったのですが、何かと忙しく、そのひとつが歌舞伎鑑賞だったわけなんですけれどね(苦笑)。
と言うことで、7月も明日で終わりなので、今日は、元治元年(1864)7月の山南敬助らの経過と状況です。

7月1日 近藤勇、佐藤彦五郎や小島鹿之助ら多摩の人たちに書簡を送る。

ということが、『新選組日誌 コンパクト版 (上)』(新人物往来社)に書かれてあります。これが2003年2月に発行されていますが、この時点でこの書簡の写本が現存するものの、公表されていません。そのために伏見へ出陣の旨が書かれているとのことですが、詳細はわからないそうです。

7月2日 土方歳三、佐藤彦五郎宛に書簡を送る。

7月3日 近藤勇が養女をもらったという間違った情報が多摩に流れる。

これは養子にした周平のことが間違って伝わったらしい。

7月19日 禁門の変

長州藩が京に出兵、京都守護職の会津容保公が率いる諸藩対長州の戦となる。これに新選組も参加する。
この出来事について、永倉新八が明治の初期に残した記録『浪士文久報国記事』に、山南敬助は病気のために参加できなかったことを書いています。ちなみに総司も。
これは貴重な記録だと思うんです。
この年、表舞台に出た記録がない山南。2月の初めに壬生の屯所を訪れた多摩の富沢政恕によって、「山南ハ病に臥し逢ハス」と記録が残されています。池田屋事変にも参加しなかった山南。しかしその理由は当時の記録にはない。
この永倉の残してくれた記録によって、この間ずっと、山南は表舞台に立てる健康状態ではなかったと考えるのが妥当だと思うのです。

7月21日 天王山に出動する。

7月22日 大坂にて残党狩りを行う。

7月24日 大坂町奉行支配下で市中見廻の任務に就く。

7月27日 禁門の変での大火の報せを佐藤彦五郎は受けて、佐藤鹿之助宅を訪ねる。


小島家の日記に、・・・近藤、土方其他知己之安否・・・と書かれてあります。其他知己とは、総司であったり、井上源三郎であったり、そして山南敬助であったり、また試衛館に出入りしていたメンバーであったり。

7月28日 近藤勇が禁門の変で戦死したという噂が小島鹿之助の耳に入ってくる。

記事を書きながらわかったことがあります。この7月については、山南の名前を残してくれたのは永倉新八だけだと思っていましたが、山南と懇意にしていた小島鹿之助が当時の記録にさりげなく残しているではありませんか。
其他知己ですよ。其他知己を3人挙げるとしたら、沖田総司、井上源三郎、そして山南敬助であることは間違いないだろう。
この出来事は8月に続きます。8月は月末にならないように早めに書くようにしたいと、今のところ思っていますが、どうなるかはわかりません(苦笑)。
[PR]
by eri-seiran | 2007-07-30 09:24 |  出来事 | Comments(0)

寝不足の原因と『俳優祭』

昨日、仕事から帰って来たのが21時過ぎ。
眠たい、眠たかった。
そう睡眠不足。
原因はこれです。

『やさぐれぱんだ』

予約注文していたDVDが26日(木)に届きました。この日、私にとっては夏休み最後の日。お昼前から職場に行って、2時間ほど仕事。
そして夕方から大阪へ。劇団☆新感線の『犬顔家の一族の陰謀~金田真一耕助之介の事件です。ノート』を鑑賞。
舞台『噂の男』を観てから、橋本じゅんさんを本拠地の舞台で観たいな~と思っていたものですから。
歌舞伎とは相反する芝居。でも役者たちが舞台にて観客の前で演じるという点では同じ芝居。
良かったです。楽しめました。

それで帰りの電車の中で、DVD『噂の男』を観たくなってきて、帰ったら観ようかな~と思っていたら、忘れていた『やさぐれパンダ』のこと。
もちろん、こちらのDVDを観ました。これは白盤と黒盤の2枚あり、まずは白盤。
この青年役、堺雅人さんに適役。
心が和みます。
そして映像特典での堺雅人、生瀬勝久、堀部圭亮のスリーショットに、山南、殿内、秋月と心の中で叫んだのは言うまでもありません。

まあ~そう言うわけで、昨日は眠たくて眠たくて。でも頑張ってリアルタイムで見ちゃった。
『俳優祭』です。
予約録画はしてあったので、寝ても大丈夫だったのですが、多分、横になっても眠たくても、気になって、眠れないだろうと思ったし。

そしてなんとキャー親子でのツーショットだ!片岡孝太郎さんに息子の千之助君。ここで眠気も取れました(笑)。
孝太郎さんの女方にはまってから、素の孝太郎さんの映像って初めて見たんですよ、私。舞台では女性の魅力や母性を感じるけれど、このツーショットでは父親だった!

『白雪姫』は楽しませてもらいました。
小鳥たち、みなさんお綺麗。でも小鳥@孝太郎がやっぱり一番良い。
動物たちの登場のシーンでは、キツネ@片岡愛之助、イノシシ@中村獅童、リス@中村勘太郎の3人が並んでいるのを見て、榎本に捨助に平助と心の中で叫んだのは言うまでもありません。すみません、どうしても邪道が入りまして(苦笑)。

生で観たら、めちゃくちゃ興奮して、とても楽しいだろう。
一度でいいからいつか行ってみたいな。
[PR]
by eri-seiran | 2007-07-28 09:58 | エンターテインメント | Comments(6)

再び、あの方たちに逢える

昨日、友人からのメールでビッグニュースを教えてもらいました。
それは、今夜の22時25分からの教育テレビで放映される『俳優祭』を録画するために、一杯いっぱいのDVDのハードディスクを整理して、なんとか録画できる状態にした後でした。
しかしそのビッグニュースによって、さらにハードディスクの整理を行いました。何故なら、録画したい番組が増えたから。

友人が教えてくれなかったら、その日は仕事だし、家にいても番組そのものは観ないだろうし。スルーしていただろう。ありがとうね。

ビッグニュースについては、あちらこちらで記事にされていますが、明日(28日)の19時から放映されるFNS27時間テレビにて、再びあの方たちに逢えるですって。

と言うのは、この番組で総合司会をする近藤局長@香取慎吾のために、土方副長@山本耕史、永倉新八@山口智充、原田左之助@山本太郎、井上源三郎@小林隆、そして阿比留鋭三郎@矢部太郎が武装して応援に駆けつけてくれるらしい。

小林隆さんのサイトの投稿広場にて詳しい情報があり。また耕史君のオフィシャルファンクラブのサイトのお知らせにおいても7月29日放映の『FNS27時間テレビ』に出演(午前中の出演予定)が決定したとあります。

どの時間帯で彼らは登場するのかと言うと、公的な情報では29日の午前中ということしかわからないのですが、昨日購入した9月号TVnaviの番組表の「クイズヘキサゴンⅡSP」において

TV局の垣根を越えて慎吾の強力な“なまか”登場

と、書かれてあります。
FNS27時間テレビのサイトのそれぞれの見どころにも同じようなことが書かれてあります。

あれから3年、続編から1年半、他局で再び逢えるなんって思ってもいなかった。
副長がいたら怖いものなし。これに総長がいたらもっともっと強力だったんですけれどね。
山南総長@堺雅人は仕事か、或いは塾か(すみません。『噂の男』のDVDの副音声コメンタリーを聞いた人にわかるネタです。)
まあ~3年の月日を経て、これだけのメンバーが揃うのですから、それだけで満足。贅沢言いません。

とにかく、『新選組!』はやはりすごいドラマだったと実感したビッグニュースでした。そして愛しきあの方たちに再び逢えるのがとてもとても楽しみ。
[PR]
by eri-seiran | 2007-07-27 10:51 | 『組!』の愛しき役者たち | Comments(0)

燃え尽くした大阪松竹座での『七月大歌舞伎』

昨日、実家がある九州から帰って来ました。
そしてカミングアウトします。
実家に帰った22日(日)、大阪空港から飛行機に乗る前に大阪松竹座での『七月大歌舞伎』の昼の部を観ました。昼の部は1回の鑑賞で終えるつもりでした。
しかしやっぱりもう一度、『鳴神』を観たいと思い、取ってしまいました。そのために飛行機の日時も変更した次第です。

そして昨日、昼過ぎに実家から大阪空港まで帰って来て、家には向かわず、大阪駅へ向かう空港バスに乗り、荷物を大阪駅に預け、はい、前楽の夜の部を観て来ました(苦笑)。これはすごく悩みました。本当にめちゃくちゃ悩みましたよ。インターネットでチケットがまだあることを確認し、あ~ダメと言って、自分を抑え、違うサイトを見たり、違うことをしたりして、またチケットを確認し、いや、やっぱりダメ!という繰り返し。しかし最後はもういい、やっぱり観れば良かったと後悔したくないという気持ちが勝ってしまいました。

『七月大歌舞伎』の番付に、「花形の挑む七月大歌舞伎」という記事があり、片岡孝太郎さん、市川海老蔵さん、片岡愛之助さんの花形3人について書かれています。

刻々と成長しているからこそ、その瞬間、瞬間を見逃すまいと、わたしたちは舞台の上の彼らを幸せな気持ちで追い続けるのである。

と、書かれており、そうなんだよ、そうなんだよと。
孝太郎さんにはまってまだ7ヶ月余りの新参者が言っても説得力がなくてすみません(苦笑)。しかし今、著しく成長しているというこの時期に出逢えてよかった。

昨日、無理して観て良かったと、舞台が終わった時に思えました。私にとっては昨夜で後悔することなく終わった。終わった。燃え尽きました。

前回、『女殺油地獄』を観た時、海老蔵さんの与兵衛役を仁左衛門さんが勤めるとこになって4日目でした。与兵衛がお吉@孝太郎を殺そうとするクライマックスのシーンは海老蔵さんの時と比べて、抑えている感じがしたのですが、昨日は前回、観た時より激しかったように感じました。
舞台は一期一会だな~と、改めて感じました。

今日が千秋楽。緊急事態もありました。しかし無事に今日という日を迎えられました。
そして千秋楽が無事に終わりますように。

今日の記事、本当なら、山南敬助、堺雅人さん、片岡愛之助さん、そして片岡孝太郎さんのことから、自分の人生における出逢いということについて書くつもりにしていたのですが、『七月大歌舞伎』の一本になってしまいました。『七月大歌舞伎』に触れたら、流れを変えることができなかった(苦笑)。
[PR]
by eri-seiran | 2007-07-26 10:59 | 歌舞伎 | Comments(0)

『新選組!』における両雄

モチベーションが下がっていた時期もありましたが、大河ドラマ『風林火山』は毎回、観ています。
第28回『両雄死す』は、先週の土曜日にやっと予約録画してあったものを観て、そして翌日の日曜日に第29回『逆襲!武田軍』をリアルタイムで観ました。

私は『両雄死す』を観ながら、いつのまにか板垣と甘利という両雄に総長・山南敬助@堺雅人、副長・土方歳三@山本耕史という大河ドラマ『新選組!』における両雄を重なり合わせていました。
板垣も甘利も食い違いがあっても、やり方が違っても目指すところは同じだった。武田晴信、そして武田家、甲斐の国を思ってのこと。

『新選組!』での山南敬助も土方歳三もそうだった。
やり方は違っても、目指しているところは同じだった。近藤勇、新選組のことを思ってのことだった。

武田軍は両雄の死によって、結束した。
新選組は山南敬助の死によって結束した。土方歳三は山南から託され、最後まで戦い続けた。

『風林火山』も次は第30回ですって。
そんなことを思う夏も今年で3回目。
そして、来年の大河ドラマの主人公となる篤姫の出身地にて、そんなことを思いながら記事を書いています。
[PR]
by eri-seiran | 2007-07-24 15:49 |  ドラマ/映画/舞台 | Comments(2)

新参者による遊女お染&女房お吉@孝太郎についての感想

あ~終った。
仕事において、明日までに提出しなければならないものをなんとか今日の朝早くから取り掛かり、なんとか午前中に終えました。

実は今日から早い夏休みに入っています。だから本当なら、仕事を昨日のうちに済ませて、今日はゆっくりとするつもりでした。しかし働けど、働けど、終らなかった(涙)。
うちの職場では7月から9月にかけて、交替で夏休みを取るのですが、仕事が凄まじい状況になる時期に取ることになってしまって。私が実家に帰らなければならない所用があり、それでこんな時期になったわけですけれどね。その所用が本当なら今日だったのですが、色々と変わり、結局は明後日になり、私も帰るのを明日に延ばした次第です。
と言うことで、16日の月曜日にお染&お吉@孝太郎に逢ってから、凄まじい状況でした。逢ったのが大分前のような気がしていたのですが、まだ5日しか経っていないのね。

孝太郎さん関係の記事が続いており、山南敬助の史実において書きたいと思っていることもあるのですが、舞台を観て感じたことを忘れてしまいそうだし、その時の感動が遠ざかってしまいそうだし・・・

と言うことで、歌舞伎ファン新参者の大阪松竹座での『七月大歌舞伎』の夜の部の孝太郎さん出演の『鳥辺山心中』と『女殺油地獄』についての感想です。夜の部は9日に観て、その1週間後の16日の月曜日に2回目を観ました。2回目なので、少しはまともな感想が書けると思うのですが、新参者の感想ですので、当たり前のこと、または訳のわからないことを書くかもしれませんが、その辺りはご了承くださいませ。また演目の内容についてはこちら、配役についてはこちら

『鳥辺山心中』
遊女お染@孝太郎は初めて座敷に出た日から、上洛した三代将軍家光公に従ってきた旗本・菊池半九郎@愛之助に気に入られ、半九郎は揚げ詰に通ってくるほどでありました。そのためにお染は一人の男性に愛され、愛していると言う純粋な恋をしている女性なわけです。遊女でありながら、郭に染まっていない女性を上手く演じていたと思います。
お父さんの与兵衛@家橘がお染と半九郎のためにお揃いの正月晴れ着を届けに来て、その時にお染が半九郎のことを嬉しそうに恥かしそうに語る姿もとても可愛らしくて、また父が着物を届けてくれたというありがたい気持を伝えたり、父のことを心配するところも、やっぱりそこは娘なんだな~というものを感じられました。

父親が帰った後、半九郎が来て、将軍が江戸に帰ることになったから自分も帰らなければならなくなったと告げられ、さっきまでの幸せもどこにやら。
悲しみと淋しさで一杯のところに、同じように江戸から一緒に来た半九郎の友人である坂田市之助@秀太郎と遊女お花@竹三郎が賑やかにやって来ます。そして半九郎は自分の刀を売って、「京の鶯を買いたい」と言う。つまり、鶯とはお染のことなんですよね。そして江戸に連れて帰るのではなく、自由にしてあげたい、自由になったら親元に帰れるだろうと言うのです。

私的には、お染は江戸でもどこでも半九郎に付いて行きたかったと思うんですけれど、半九郎の本当の気持はどうだったんだろうと思ったのです。大事な刀を売って200両という大金をお染のために使おうと思うにはそこにはやっぱり一緒になりたいと思うほど愛しているという気持があったはずですよね。ただ半九郎とお染の身分の違いを考えると、難しいわけでしょうけれど・・・
この後に起きる事件がもし起こらなかったら、この2人はどうなっていたんだろうと思ったりしました。

さて話を戻し、半九郎の話しを打ち切らせ、再び酒を飲み始めた市之助の所に弟である無骨一途の源三郎@薪車がやって来て、昼間から酒を飲んでいる兄に腹を立て、連れ戻そうとし、お互いに言い合いになる。そんな騒々しい状況の中で、半九郎はお染の膝枕で寝てしまう。
ここのシーンは大好きで、この半九郎とお染がとても良いんです。
半九郎が俺は横になるというようなことをお染に伝え、お染が膝にどうぞという感じになって、半九郎が横になるの。もうここは胸キュンです。胸キュン(笑)。
そしてお染は横になっている半九郎の体に優しく手を掛け、半九郎が江戸に帰っていくという淋しさ、また半九郎が大事な刀を売ってまで自分を自由にしてあげるという気持が嬉しく、でも江戸には一緒に行けない辛さ、複雑な気持を表情やしぐさで上手く表現していました。
源三郎と市之助の言い合いなんって、この2人には関係ない。でもその言い合っているシーンで、お染と半九郎の物語はそこでちゃんと語られているんです。これはすごいな~と思いました。それはこの2人の存在感と細かい演技によるものなんだろう。

市之助と遊女お花が出て行った後、今度は半九郎と源三郎の言い合いになり、2人を止めようとするお染でしたが、2人は四条河原にて真剣で勝負し、半九郎が源三郎を斬ってしまうのです。駆けつけたお染。切腹するか、兄の市之助に弟の仇として討たれるしかないという半九朗に、大事な刀を売ってまで自分を親元に帰そうとしてくれた半九郎に一緒に死のうと言うのです。そしてお染の父が持ってきてくれた晴着を死装束にするために一度着替えに戻り、再び四条河原に姿を現した時、先日の記事で書きましたが、地震が・・・
孝太郎さんと愛之助さんが地震を感じたかはわかりません。しかし観客のざわつきはわかったはず。しかし表情を変えることなく、2人は寄り添い遠くを見つめていました。死と死ぬ場所と決めた鳥辺山を見つめているかのように。
ここで拍手喝采でした。

話もわかりやすく、遊女お染@孝太郎の美しさ、女らしさ、可愛らしさが上手く表現されており、何度も観たいと思わせるものでした。

松嶋屋の花形二人の見事な演技でしたよ。

また愛之助さんとのやり取りはさすがに息がぴったりであった市之助役の秀太郎さん、6月の国立劇場での『双蝶々曲輪日記―引窓―』にてお早@孝太郎の義母を演じたとは思えない竹三郎さんの遊女お花(竹三郎さんが郭の水に染まった遊女お花を上手く演じたことによって、孝太郎さん演じるお染が反対に染まっていない遊女として際立たせることができたとも思いました)、この4月頃からちょっと気になり始めている薪車さんの源三郎も良かったです。

『女殺油地獄』
これが前回観た時と違うのは、海老蔵さんの怪我により仁左衛門さんが与兵衛を演じることになったことです。

お吉@孝太郎が花道から娘のお光の手を引き、乳呑み子のお伝を片手で抱いて登場。茶店で話をしながらも、乳呑み子をよしよしとしたり、お光が話し掛けてくると母として応えてあげている姿は本当に母親。乳呑み子をよしよししするする手は温かい母の手。先ほどの遊女を演じていた同じ役者とは思えない。

そして与兵衛@仁左衛門が花道から登場。最初の方はちょっと違和感がありました。
それは一度、海老蔵さんで観ているからであり、また仁左衛門さん自身が、「与兵衛役は実年齢に近い方がお客さんに訴える力がある」と仰っていたので、それが頭にあって。でも観ているうちにその違和感はなくなりました。大きな理由は、実年齢と離れていることについては、仁左衛門さんの細かい演技でカバーしていらっしゃったから。また強がっているけれど、本当は弱い人間であるというあたりも自然な感じで表していたことなどがあげられるかと思います。とにかく仁左衛門さんの与兵衛を観ていたら、自然に違和感はなくなりましたよ。
昔、与平衛を演じた時の写真で見たシーンも出てきました。
多分、与兵衛役を仁左衛門さんだけで観ていたら、違和感は全く感じなかったであろう。

父親である仁左衛門さんと息子である孝太郎さんの共演は、あの恋に落ちた『俊寛』以来だったのですが、やっぱり親子とは思えない。それはいい意味で。役になりきっているからなんでしょうね。また衣装・化粧もその役になりきるひとつの手段なんですね。

お吉と夫である七左衛門@愛之助との夫婦像も良かった。決して裕福ではないけれど、子ども二人に恵まれ、幸せな家庭なんだな~と感じられるから、最後にお吉が殺害されるのがより悲しくなるんですよね。
七左衛門が出掛けた後、お光とお伝を連れて奥の部屋の蚊帳に入り、二人の子どもを寝かしつけるお吉。しばらくして与兵衛の養父である徳兵衛@歌六が訪ねてきて、蚊帳から出てくる時に二人の子どものことを気遣いながら出てくるシーンがあって、わ~細かい演技、母だよと思いました。そしてこれがお吉にとって子どもを見た最後になるんですよね。
また徳兵衛、また与兵衛の母親であるおさわ@竹三郎の与兵衛を思う気持に涙するお吉。そしてなんとか自分も助けてあげたいと思う。そんな優しい心の持ち主、また世話好きなお吉を感じられたシーンでした。

そしていよいよ与兵衛が訪ねてきて、与兵衛が自分の思い通りにならないものだから、お吉を殺そうとする。油がこぼれ、滑りながらもなんとか逃げようとするお吉。滑りながらも殺そうとする与兵衛。
ここの激しいシーンが海老蔵さんの時と比べて少し抑えているという感じがしました。これで怪我されたらもう大変ですからね。
それでもやはりこのシーンは激しいです。緊迫した状態です。クライマックスです。なんですけれど、観客から少し笑いが起きました。前回の海老蔵さんの時はその笑いがもっと大きかった。
私は前回も今回もちょっと驚きました。ここは笑うシーンなの?でも違うよね?
そりゃ観る人によってそれぞれ観方が違うし、感じたままでいいのかもしれないけれど。
そして後で、私は去年の夏のあの舞台『噂の男』を思い出しました。堺雅人さん初め役者さんたちが、えっ!と思うところで、観客が笑ったことに対して恐いと思ったとか、驚いたとか、仰っていたこと。この舞台を私は4度も観たのですが、サスペンスコメディーなので、まあ~笑えるシーンもあるのですが、堺さんたちがえっ!と思ったシーンで私も気付かないうちに笑っていたかもしれないな~と。
ただ、『噂の男』と『油殺女地獄』でのクライマックスのシーンはまた違うよな~と、思ったり。

話を舞台に戻し、このクライマックスは息が合っていないと難しいシーンですが、さすがに親子、そして孝太郎さんのお吉、仁左衛門さんの与兵衛、それぞれにあたり役と言われているだけに、息もぴったり合って、見事なクライマックスとなりました。

最初、お吉は必至で逃げていたけれど、もう体力も尽きて、刺されてもおり、もう助からないとわかった時には夫の七左衛門や子どものことを思ったんだろうな~そして与兵衛が子どもには手を出ししませんようにと心配しながら息を引き取ったのかな~とか。
だってそれまでにそんな母親を演じていたから。

お吉@孝太郎にまた逢いたいよ。逢いたい。


長々となりました。好きなことであれば、山南敬助以外のことでも延々と書けるんだ私ということに、最近、気付きました(苦笑)。

歌舞伎ファンの方から、歌舞伎にはまったら、最初はガツガツ観に行くけれど、そのうちに落ち着いてくるからと教えてもらいました。その日はまだまだ遠いという感じですけれどね(苦笑)。
最近、寝る前に先日の観劇で購入した舞台写真のお染@孝太郎を見ているという私。お吉@孝太郎が子どもを連れている写真がほしかったのですが、これはなかった(涙)。

そしてこんなに何かにはまったのは『新選組!』以来です。
ただ歌舞伎にはまってはいますけれど、山南敬助のことも忘れてはいませんし、元治元年(1864)7月の山南敬助らの経過と状況についても早く書きたいと思っていますので。
[PR]
by eri-seiran | 2007-07-21 18:19 | 歌舞伎 | Comments(2)

トリプルデビュー

宝塚歌劇の雪組による『星影の人』-沖田総司・まぼろしの青春-の大阪公演が取れたら、宝塚デビューと言うタイトルで記事をアップしようと先行予約に申し込んだ時から思っていました。
しかしことごとく落選。一般発売日の翌日にやっとの思いで取れたけれど、チケットが手元に届くまで席の番号がわからない。
先ほど、チケットが届きました。かなり後ろだけれど、これはゲットできただけでも良しとしなければ。

そしてよくよく考えてみたら、会場の梅田芸術劇場には何度も足を運び、その中のシアター・ドラマシティーにては堺雅人さん初め色々な方の舞台を観て来たけれど、梅田芸術劇場のメインホールは初めて。

また新選組ものの舞台を生で観るのも初めて。

と言うことで、宝塚デビュー梅田芸術劇場メインホールデビュー新選組の舞台デビューというわけで、トリプルデビューとなります。
[PR]
by eri-seiran | 2007-07-20 21:46 |  ドラマ/映画/舞台 | Comments(0)

見捨てられてはいなかった。

誰に?
決まっているではありませんか!
あの人ですよ。山南敬助ですよ。
孝太郎さん演じる女方にゾッコンな今日この頃。記事も孝太郎さん関係が続いている今日この頃。
それでも見捨てられてはいなかった。

『星影の人』-沖田総司・まぼろしの青春-も一般発売日の翌日に大阪公演が無事に取れましたとさりげなく報告しましたが、その後、 『八月納涼大歌舞伎』の第二部も、先に取れた第三部と隣り合わせで取れました。関西から行く身としてしては本当に奇跡としか言いようがない。

お染&お吉@孝太郎に2度も逢えたので、取れなくても仕方ないな~と思いながらも諦めてはいませんでした。
2004年以後、『新選組!』や『新選組!』つながりで、諦めてはいけないということを教えられましたし、諦めないという気持ちを以前より強く持てるようになったと感じています。

そして今回のチケットについては、山南敬助がもたらしてくれたと思わずにはいられない。
私を見捨ててはいなかった(笑)。
本当に感謝の気持ちで一杯です。

と言うわけで、8月の最後の週末、江戸に行くことが確定しました。
これを支えに、なにかと厳しいこの夏を乗り越えよう。
[PR]
by eri-seiran | 2007-07-18 22:57 | 身辺雑記 | Comments(0)

孝太郎さんの女方と山南敬助絡みの話し

先日、大阪松竹座での『七月大歌舞伎』を観に行った記事において、連日で夜の部、昼の部を鑑賞した理由として、7月の後半は仕事においてもプライベートにおいても忙しくなりそうだったからと書きました。すみみせん、実は内緒にしていましたが、もうひとつ理由がありました。
前半で観て、もしどうしてももう一度観たいと思ったら、忙しくてもなんとか都合を付けて無理をしてでも、観に行くかもしれないと思ったからです(苦笑)。だって後半で観たら、観たいと思っても観に行けない確率が大きくなるでしょう。そして山南敬助の慰霊祭バージョンストラップの記事を書いた後にやっぱり夜の部を観に行こうと決意。

12時頃に家を出て、京都駅まで行って、光縁寺に行って墓参をして、旧前川邸に寄ろう。今年は池田屋事変パレードについてはごめんなさいして、壬生界隈に一番近い阪急電車の四条大宮駅から電車に乗って大阪に向かおう。これなら16時15分からの夜の部にも間に合う。
これはこれまでも何度かあったコース。墓参してから阪急電車に乗って大阪まで行って、舞台鑑賞。

と言うことで、16日(月)の夜の部のチケットも取ってしまいました(汗)。昼の部でなくて夜の部を取った一番の理由はお吉@孝太郎に逢いたかったから。また『女殺油地獄』にてちょっとわからなかったり、納得できないところがあったりして、もう一度観て確認したかった。そして他の二演目も観たいと思ったし。
チケットを取った後に、海老蔵さんが休演となり、与兵衛役が仁左衛門さんになってびっくりしたんですけれどね。これで私が納得できなかった一部はお預けとなりました。
ただもう一度、お吉@孝太郎、お染@孝太郎に逢えるのが嬉しくて(笑)。

しかしです。
山南敬助とお吉@孝太郎に逢いに行く前日、舞台のチケットが取れなかったと駄々をこね、詰めが甘かったと反省したその日は休みでしたが、午後から出張でした。しかしいつも公私にわたり頼りにしている姉のような存在の先輩と一緒だったので、憂欝ではありませんでした。出張での仕事も無事に終え、帰りに先輩が美味しいものを食べようと奢ってくれて、またケーキまでお土産に頂いて、チケットが取れなかった悔しさもすっかり忘れていました。お腹一杯になり、とても幸せな気分になり、帰って寝る時間になって、こんな時間に食べたらいけないと思いながらもケーキも食べ、

そう、それがいけなかった!

翌朝から胃の調子が悪い。それから寝不足。と言うことで、朝からダラダラしており、12時に家を出て、壬生まで出て、そこから大阪に行くパワーが出てこない。舞台鑑賞は今日しかないけれど、山南敬助にはいつでも逢いに行けるし、これからも長~い長~いお付き合い。池田屋事変パレードも来年もあるだろう。慰霊祭バージョンストラップは来年もあるかはわからないけれど。

と言うことで、山南敬助よりも孝太郎さん演じる女方を優先してしまいました。ごめんなさい、山南さん。あなたとはこれからもいつでも逢えるし、お許し下さいませ。

そんなことで、前回に『七月大歌舞伎』は行っているので、番付も購入しているし、まあ~少し余裕を持って行ったらいいかと思い、14時前後の電車に乗るつもりでしたが、結局は14時20分頃になってしまいました。それでもお弁当を購入する時間もあるし、十分に間に合う。
自宅から最寄りの駅に着くと、上り電車が事故のために大幅に遅れていました。しかし私の場合は下り電車。下り電車は乱れていない。時間通りに電車がやって来ました。
しかし京都を出たあたりから信号待ちをしたりして少しずつ遅れが出てきて。新大阪駅の手前では長い信号待ち。舞台開演まで後30分しかない。遅れて入るのも良くないのはもちろんのこと、夜の部の最初の演目は『鳥辺山心中』で、お染@孝太郎が最初に出てくるし。
あ~12時頃に家を出て、壬生に行って山南の墓参をして、阪急電車に乗っていたら、こんなことにならなかったのに。山南さん怒っているのかな~と、信号待ちしている電車の中でそんなことを考えていました。

電車は35分遅れで大阪駅に着。お弁当を駅で購入し、雨も降っているし(傘を持って来ていなかったバカな私)、もうこれは地下鉄よりタクシーで行った方が早くて良いと判断。平日は道路も混んでいるかもしれないけれど、休日だから空いているはず。判断は間違っていなかったけれど、大阪駅でタクシーに乗ったことがない。タクシー乗り場を探すのにちょっと時間が掛ったのよ。
タクシーになんとか乗り、タクシーは御堂筋を松竹座に向かって南へと下って行きました。私は焦りながらもタクシーの中で、山南敬助らが力士との乱闘事件を起こすきっかけとなった蜆橋跡はこの辺りだよ。この辺りを歩いたんだよね。また堂島川の大江橋を渡る時には、大阪裁判所合同庁舎がある方を見ながら、斎藤一がお腹が痛いと言ったから、あの辺りで山南敬助らが舟を降りたんだよねと、山南敬助に浸ることも忘れない。
そして何とか開演5分前に無事に着。切符引取機でチケットを受け取って中へ。スタッフがもうすぐ開演ですと案内していましたが、お手洗いに行っておきたい。我慢しながら観るのも嫌。お手洗いに行き、ギリギリセーフでした。
苦労して、ハラハラさせながらも、お染@孝太郎に無事に逢わせてくれたのも山南敬助の配慮かと思った私(苦笑)。

夜の部、本当に良かったです。役者さんたちはもちろんのこと、観客たちも熱かった。前回よりも観客の熱さをとてもとても感じました。その日の観客にもよるとはこれまで他の色々な舞台を観てわかっていましたが、海老蔵さんの休演という緊急事態をみんなで力を合わせて乗り越えようとしている役者さんやスタッフたちへの熱い応援でもあったと思います。

そしてこんなこともありました。
鳥辺山心中のクライマックスのシーンで、地震。17時20分台のこと。
後でわかったのですが、奈良が震源地でした。
地震そのものは大きくなかったのですが、じっと座っている私たちは揺れているのを感じましたので、観客はざわつきました。しかしその時、私はお染@孝太郎を見ていました。愛する人と一緒に死ぬことを決意し、死装束の春着に着替え、遠くを見つめてじっと立っているお染@孝太郎。孝太郎さんが地震を感じたかどうかはわかりませんが、観客のざわつきはわかったはず。それでもなにひとつ表情は変わりませんでした。地震も収まった時に半九郎@愛之助とお染@孝太郎が寄り添うシーン。そこで観客から大拍手。

この夜の部の鑑賞については後日にゆっくりと書きたいと思っていますので、取り敢えず、舞台についてはこのくらいに。

さて今度は帰りです。地下鉄の御堂筋線でJR大阪駅まで行くと、電車が上りも下りも遅れていました。今だにと思っていたら、先ほどの地震の影響も重なったようです。帰りも時々、信号待ちしながら、なんとか無事に我が家に辿り着けました。
でも苦労してでも行った甲斐があった舞台でした。

そして山南敬助、決してあなたのことを忘れているわけではありませんからね。ホームページもほったらかしにしているわけではありませんからね。トップページとゆかりの地のページがパソコンや文字のサイズによっては崩れるとのことで、先日、密かに修正しましたからね。
忘れていないからねと、言い訳しておきます(苦笑)。
ホームページの方も次のアップを考えておりますのでしばらくお待ちくださいませ。またいまだに形が崩れるようでしたら、ご連絡くださいませ。よろしくお願いします。

追伸:『星影の人』-沖田総司・まぼろしの青春-は、昨日になって大阪公演を無事に取れました。
[PR]
by eri-seiran | 2007-07-17 12:14 | 身辺雑記 | Comments(0)

山南敬助をメインにしたブログです。ホームページ『山南敬助 赤心記』共々よろしくお願い申し上げます。


by eri-seiran
プロフィールを見る
画像一覧