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再び山南と龍馬

大河ドラマ『龍馬伝』に山南敬助は登場していませんが、史実では確かにこの時代に生きており、この時期に新選組の総長として京に居たと云われていまして。
山南の脱走・切腹は描かれませんが、前回を見て時期的には本日の回くらいかと思っていました。しかしまだ元治2年の冬は来ていないなという感じだったので、次回になるのでしょうか。すでに元治2年の2月はスルーされて春になっているかもしれませんが。
龍馬が大変な時、新選組でも総長が切切腹するという大変なことが起きたのです。
本日の岩崎弥太郎の

誰もかも追い詰められちょった

の言葉にそうそうと深く頷いた私です。

山南も坂本も追いつめられていたわけですが、『組!』の山南敬助@堺雅人は寺田屋にいる坂本龍馬@江口洋介を訪ねて行きました。勝先生が軍艦奉行お役御免、海軍操練所も取り潰しとなり、落ち込んで投げやりになっていた龍馬。勝先生に薩摩の西郷の所に行けと言われてまだ悩んでいる龍馬。
そんな龍馬に
この国を動かすのは人と人とのつながりであり、だからこそ藩に属さず、一つの考えに拘らない龍馬のような人が日本には必要だ
と言った山南。
本日の『龍馬伝』を見て、この時の山南の言葉はすごい、説得力があるな~と改めて思いました。『組!』での龍馬はこの山南の言葉、山南の死、そして山南の託すによって前に進んで行けたのです。

そして『龍馬伝』を見て、龍馬の出来事や行動について本で確認したりして分かってきて、本日の龍馬の出来事なども確認して、気付いたことがありました。
『組!』では、山南が龍馬を訪ねて行ったのが元治2年(1865)2月22日、つまり山南が脱走する日の設定になっています。6年前の時はなんにも思わなかったのですが、この時にはすでに龍馬は同志と共に薩摩藩邸に保護されていたようです。元治元年の10月とか。だから西郷の所に行こうか、どうしようか、悩んでいる時期ではなかった。
ドラマですので、2月22日に龍馬が寺田屋にいたとか、西郷の所に行こうか、どうしようかと悩んでいた、いなかったとか、そんなことはどうでもいいんです。黒船を誰と誰が一緒に見に行ったとか、見に行っているはずがないとか、そんなことはどうでも良いんです。
同じ幕末もののドラマを見て、疑問に思い、調べて史実を知ることができるな~と思ったのです。

それ以外に本日の『龍馬伝』ですが、以蔵は見るのが辛くて。辛くて。
それから小松帯刀を演じているのは映画『クライマーズ・ハイ』で山南でなく、堺さん演じた佐山と一緒に御巣鷹山に登った悲劇の記者・神沢を演じた滝藤賢一さん。西郷吉之助は日曜劇場『官僚たちの夏』で堺さん演じた庭野の先輩であった鮎川を演じた高橋克実さんというのも堺ファンとしては嬉しい。あの時は鴨も一緒だったもんね。芹沢に山南に西郷?
by eri-seiran | 2010-06-27 20:44 |  ドラマ/映画/舞台

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