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天保は優れた人材の宝庫?

山南敬助と桂小五郎が同じ天保4年(1833年)生まれであることに、改めて気付いたり、河上彦斎がちょっと気になりだしたら、倒幕派の主な志士の方たちの生年が気になり、調べてみたくなり、ちょっと時間がある時に調べてみました。私の中でもよくわかっていない人たちもいますので・・・

以前、試衛館派のメンバーについては、土方の誕生日と言われる5月5日の記事で挙げましたが、改めて試衛館派のメンバーと共に、幕末の志士たちの生年と、山南が亡くなった年である慶応元年(1865年)の時の年齢を書き出してみますね。幕末の志士たち全員を挙げたら限がありませんので、それなりに有名な方、私的に気になる方、限定にさせて頂きます。それから脱藩された方もいらっしゃいますが、新選組と幕臣以外は、出身地の藩で挙げておきます。

文政 6年(1823年) 43歳  勝 海舟(幕臣)
文政10年(1827年) 39歳  西郷隆盛(薩摩藩)
                    芹沢 鴨(新選組)
文政12年(1829年) 37歳  井上源三郎(新選組)
                    武市半平太(土佐藩)
天保 2年(1830年) 36歳  清河八郎(出羽藩)
                    大久保利通(薩摩藩)
                    吉田松陰(長州藩) 1859年に死去
天保 3年(1832年) 34歳  大鳥圭介(幕臣)
天保 4年(1833年) 33歳  山南敬助(新選組) 天保7年説あり
                    桂小五郎(長州藩)
                    佐々木唯三郎(幕臣)
天保 5年(1834年) 32歳  近藤 勇(新選組)
                    河上彦斎(肥後藩)
                    橋本左内(越前藩) 1859年に死去  
天保 6年(1835年) 31歳  土方歳三(新選組)
                    伊東甲子太郎(新選組)
                    坂本龍馬(土佐藩)
天保 7年(1836年) 30歳  榎本武揚(幕臣)
                    山岡鉄舟(幕臣)
天保 8年(1837年) 29歳  有馬藤太(薩摩藩)
天保 9年(1838年) 28歳  岡田以蔵(土佐藩)
                    中岡慎太郎(土佐藩)
天保10年(1839年) 27歳  永倉新八(新選組)
                    高杉晋作(長州藩)
天保11年(1840年) 26歳  原田左之助(新選組)
                    久坂玄瑞(長州藩) 1864年に死去
天保12年(1841年) 25歳  吉田稔麿(長州藩) 1864年に死去
天保13年(1842年) 24歳  沖田総司(新選組) 天保15年説あり
天保15年(1844年) 22歳  斎藤 一(新選組)
                    藤堂平助(新選組)
                    伊庭八郎(幕臣)

   参考文献:『幕末維新 新撰組・勤皇志士・佐幕藩士たちのプロフィール』
                                  (新紀元社)

私って、なんて暇な人間なんだろう(苦笑)現実には、こんなことを調べて書いている状況ではないのですけれど・・・現実逃避です(汗)いや、自暴自棄?
新選組の他のメンバーや他にも捨てがたい志士たちがいるのですが、挙げだしたら限がありませんので、この辺りでご勘弁ください。

吉田松陰って、もう少し年齢が上、勝海舟と同じくらいだろうと、勝手に思っていました。武市半平太より若かったとは、ちょっと驚き。武市がもう少し若いという勘違いもしていました。岡田以蔵にしても、もっと若いというイメージが私の中にはありました。
また伊庭八郎は、もう少し年齢が上であるというイメージを持っていました。イメージだけではダメですね。ちゃんと調べないと。
そしてやはりこの幕末の志士たちの中においても、若い斎藤と平助。他にも同じくらいの年齢の志士たちはいるようですが、私の中ではインパクトがなかったり、幕末ではそれほど表舞台には立たず、明治になってから表舞台に出てきたという感じの方々であり。そう考えると、斎藤と平助って、凄いよな~って改めて尊敬のまなざし。

そして天保は優れた人材の宝庫?と、思わずにはいられません。時代が大きく変わろうとしていた時に彼らが生まれ、変わっていく時代の中で、少年・青年時代を過ごしたからこそ、天保は優れた人材の宝庫とも言えるのでしょうが、そればかりでもないような気がします。天性の質もあったのだろう。それを発揮できる時代に彼らが生まれた。
そしてこの時代に彼らが生き、自分たちの信念を通したからこそ、波乱の幕末があり、今の時代があるんだよな~
by eri-seiran | 2006-06-28 22:42 | 歴史

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