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『新選組!!コメンタリーキャスト』

一ヶ月ほど前、やっと『新選組!!コメンタリーキャスト』を購入して、『新選組!!土方歳三 最後の一日』のDVDを観ながら、聞きました。
そして記事にしよう、しようと思いながら、今日になってしまいました。

いや~楽しかった。
そんな風にして撮影されたのか~、ここにはそんな意図があったのかとか~、山本耕史君はこんな思いがあったのか~とか、吉川邦夫さん、三谷さんにはそんな思いがあって、そんな風に描いたのか~とか、そこまできちんと調べたんだ~とか、撮影は本当に大変だったんだね~とか、色々なことが分かったり、また改めて感じたりしました。
そして山南敬助についても語ってくれて、とてもとても嬉しかった。



山南ファンから観た場合、最初に目頭が熱くなったたシーンは、後から入ってきた隊士たちが山南のことを正確に知らず、土方が相馬主計らに山南について語るシーン。
「切腹させらた人ですよね」と、相馬が軽々しく、また少し軽蔑した感じで言う。
それに対して、「山南総長は武士の中の武士だ。あの人がいなきゃ今の新選組はなかった。」と言って、遠くを見つめるような目をする土方。
この山南について語るシーンは、観ていた人たちの反響が大きかったらしい。そう言ってくれただけで嬉しい。とてもとても嬉しい。
私も大きく反応した一人です。
吉川氏もこれは好きなシーンらしい。吉川氏らがこのシーンについて語っている時、ここで耕史君が「山南~」と、ポツリと言うのよね~(笑)どのような思いがあって「山南~」と言ったのかしら。
思わずキャーでしたよ。
ところでこのシーンを改めて観て、史実でもそうだったんだろうな~って、思った次第です。後から入ってきた隊士たちは山南敬助という新選組の創立メンバーであり、副長(総長)であった方であったけれど、どんな人なのか、殆ど知らなかったんだろうな~
そして私は、このシーンは山南の切腹にも触れるので、謎の切腹を遂げる相馬のことを考えての伏線だな~と思っていたのですが、三谷さんの理想は大河を見ていない人が「山南って誰?」と、興味をもってもらえたらと、思ったらしい。そうなんだ~

また土方の「壬生浪士組になったり、誠忠浪士組なったりしてな~」という台詞には、芹沢鴨をないがしろにしていないということが感じられると吉川氏が仰っていて、なるほど~と思いました。

後、「始まりは8人」というところで、最初、三谷さんは「始まりは7人」と書いていたらしい。1人忘れていたということ。三谷さんも誰を忘れていたのか覚えていなくて、吉川氏は誰かというのを覚えていましたが、名前は言いませんでした。気になる。気になる。キーポイントは、吉川氏が言った「どの時期のことを書こうとしていたのかな~」なんですけれどね~そこから想像すると、あの方、それともあちらの方?と思ったりして。

そして試衛館の回想シーン。
太郎君がNHKのドラマ『氷壁』の撮影でニュージーランドに行っていたのが、全員一同に集まるのが難しかった一番の理由だったのね。
そして改めて教えられました。左之助は彰義隊に加わり、上野戦争で死亡したと言われていますが、馬賊としての生存説もあります。三谷さんはこのドラマの中では生存したことにしています。それで、土間にいる永倉と左之助の生き残った側、そして居間にいる土方、山南、総司、源さん、平助の亡くなった側。いや~これは偶然。
史実で、清河八郎を暗殺するのに、二手に分かれ、芹沢、新見、平間、平山、野口、平助、そして山南、もう一方が、それ以外の試衛館のメンバー。芹沢らのグループは平間以外、同志によって殺されたと言われており(山南も切腹であれば、そういうことです。平間だっていたら殺されえていたはず。)、これも偶然だと言われているのですが、わ~同じ偶然じゃん。
そして一番笑えたのは、「土間に居そうな二人(永倉と左之助)で良かったですね~居間のグループの撮影に山南さんがいなかったら大変でしたね~この組み合わせしかありえないですよね~」
そうだよね~山南と左之助で土間というのもね(苦笑)
あの居間に土方と山南が二人並んで座っている。あれは嬉しかったよ。
あのシーンは本当に良かった。本当に『新選組!』ファンへのプレゼントだった。きっと役者さんたちにとってもそうだったんだろうな~
そしてこの『新選組!!コメンタリーキャスト』も『新選組!』、及び『新選組!!』ファンへのプレゼントですね。

斎藤と容保公とのシーンにも触れたいのですが、限がありませんので、山南中心での感想ということで、この辺りにて失礼。
by eri-seiran | 2006-07-29 00:50 |  ドラマ/映画/舞台

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