副長助勤の役名は山南の知恵

大河ドラマ『新選組!』にて、組長を局長、小頭を副長助勤という役名にしたらと提案したのは山南敬助@堺雅人でした。そしてそれが採用されました。

実は司馬遼太郎氏が、副長助勤の役名は山南の知恵ではあるまいかと語っています。
幕府の官学であった昌平黌の寄宿舎の組織に、助勤という役職名があったらしい。

新選組の草創期に山南敬助という仙台のひとがいて、この人がどうやら昌平黌と多少の縁があったらしいということに思い至って、ひょっとするとこれは山南の知恵ではあるまいかともおもった。

1969年、河出書房新社出版の『歴史と小説』にて、司馬遼太郎氏がこのように語っております。
『新選組!』でも、山南は昌平黌で使われていると話しておりました。

『司馬遼太郎の日本史探訪』の「尊攘夷弾圧の幕末機動隊新選組」で、司馬遼太郎氏が新選組の組織について触れています。ここでも同じように副長助勤について語っておりますが、ここではあえて名前を出さず、

新選組の中で学のある者が採ったんでしょう。

と、仰っています。
この『司馬遼太郎の日本史探訪』(角川文庫)は、『日本史探訪』(角川文庫)全22巻をもとに再構成されたものであり、また『日本史探訪』はNHK総合テレビで放映された「日本史探訪」や「新日本史探訪」などにもとづいてまとめられたものです。

三谷幸喜さんは司馬さんのこれらの書物を読んだのかしら?
とにもかくにもドラマ『新選組!』だけでなく、副長助勤という役名は史実でも山南の知恵かもしれないというわけです。

さて、山南の知恵だと語ってくれた司馬遼太郎氏。その司馬氏の『新選組血風録』は大分前に読み終えました。いや~面白かった、新選組の小説としては。しかし山南敬助に視点をおいた場合はちょっと違います。
この『新選組血風録』の総括については、後日に。
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by eri-seiran | 2006-12-14 23:59 |  本

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