『燃えよ剣』の上巻を読み終えて

正月休みに読み終えようと思っていた司馬遼太郎氏の『燃えよ剣』。本日、やっと上巻を読み終えました(汗)。
元旦から寝正月でした。また他の新選組の書物を読んでいました。
そして上巻を読むのにこんなに時間を要した一番の理由は、こんなに土方歳三は山南敬助が嫌いだった?というあまりにも驚きで、池田屋事変を前にして足踏み状態でした(苦笑)。
昔、読んだ時にはすでに山南が好きになって、ある程度の年月が過ぎ、ゾッコンというほどではなく、心の隅で好きだよという感じでした。
司馬遼太郎氏の小説にはまったきっかけが、『関ヶ原』であり、その後、『竜馬がゆく』、そして『燃えよ剣』という順番に立て続けに読みました。そんな経過から考えると、戦国時代にはまっていた時期であり、『竜馬がゆく』を『燃えよ剣』より先に読んでいることから、幕末においては、どちらかと言えば佐幕派にゾッコンではなかったようです。
読んだ時、山南や新選組に対してどれだけの想いがあるかによって、感じ方も変わってくるんですね。二人の関係は悪いぞというものは覚えていましたが、ここまでだったとは自分の中に残っていなかったので、ちょっと。
しかし土方は山南をあんなに嫌いだったけ?
しつこいですね(苦笑)。小説の内容が変わるはずないんだから。同じものを読んで、ただ自分の感じ方が変わった。それだけ年月が経ち、その間に『新選組!』を観て、『黒龍の柩』などを読んだりした影響も十分にあるでしょう。そして只今、山南敬助にゾッコンですから。
そして土方もただ山南が嫌いだけじゃないんですけれどね。嫌いには色々と理由があり、土方の気持ちもわかるし。
全体の感想については、下巻を読んでから書けたら改めて書きます。書けなかったら、ごめんなさい。

さて今回、再読して面白いな~と感じたのは、試衛館、日野宿、府中など自分が訪れて、それぞれの位置、距離的な感覚もなんとなくわかり、読みながらそれぞれの土地のイメージなどが沸いたことでした。昔に読んだ時には、訪れたことがなかったから、全くわからなかったもの。
特に最初の方で出てくる府中の六社明神(大國魂神社)なんか、山南敬助ラリー@江戸・多摩編の最終地でしたもの(笑)。
いや~とにかく小説に登場する地を訪れた後に読むと、わかり易いし、自分が訪れたことも懐かしく思い出したりして、面白いな~と思った次第です。

それから私の山南敬助のイメージは、中村梅之助さんが一番近く、『新選組!』の山南敬助@堺雅人は、ちょっと違うな~と思っていました。もちろん、最高の山南敬助を演じてくれたわけですが。今回、『燃えよ剣』を再読していて、山南敬助が最初に登場した時、山南敬助@堺雅人じゃんと、思いました。しかしそれは最初だけ。『燃えよ剣』に初めて登場する山南敬助と『新選組!』の第1回、或いは第4回に登場する山南敬助がちょっと重なっただけで。最初のイメージは似ていても、『新選組!』では、新たな山南敬助が生まれた。ただ三谷さんの山南敬助の最初のイメージは、『燃えよ剣』の山南敬助だったのかな?と思ったりしました。

後、山南敬助の脱走・切腹まで早い!池田屋事変まで足踏み状態でしたが、読み出したら早い!伊東とちょっと仲良くしているかと思ったら、もう脱走かよ。そしてまた自分から大津で総司に声を掛けているし。

そうそう、前もこちらで書きましたが、昌平黌に助勤という名称があることを山南敬助が知っていたのではないかという話し。この小説でもその設定になっていて、土方が物知りの山南から聞いて、それを採用したということになっていて、これは嬉しかったな。
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by eri-seiran | 2007-01-07 22:24 |  本

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