『新選組!』再観賞 第21回

新年度になって、例年以上に仕事が大変なのに、休みの日は遊びまわっていたものですから、尚更大変な状況になり、まるで出口の見えない迷路に入っているような状況でした。
しかしやっと出口が見えてきたという感じです。
そんなこんなで、大河ドラマ『新選組!』の再鑑賞も4月の上旬に第20回を観て、記事にしてから止まったままの状態でした。
今日は、久しぶりに第21回を観賞。
久しぶりに観ると、とても新鮮であり、懐かしい気持になる。

第21回『どっこい事件』
文久3年(1863)6月3日

将軍が江戸に帰ることになりましたが、壬生浪士組は残り、松平容保公の下で働くことに。そして近藤、芹澤、山南たちは、不逞浪士を捕縛するために大坂に下ります。土方は京に残りました。大坂においては、近藤が居ない時に、小野川部屋の力士との乱闘事件を起こし、力士が一人亡くなります。しかし近藤によって、小野川部屋の親方と和解に。


昨年の夏に、この事件のゆかりの地を巡ったのですが、本当に近い。新選組が常宿にしていた京屋、夕涼みのために舟に乗った所、舟に乗ってから、お腹が痛いよと斎藤一が言ったためにみんなで舟を降りた所、降りてから北新地に向かう時に力士を斬ったと云われる蜆橋、そして北新地で呑んでいたところ、力士がやって来て乱闘になった住吉楼(ここだけは直接は行っていないのですが、地図を見る限りでは近い)。

前回に続き、京屋の暖簾が出てきていますよ。
ドラマの方では、舟に乗るシーンはなく、京屋でお腹が痛いと言う斎藤一@オダギリ。先に行ったふりをして、待ち伏せしていた山南敬助@堺雅人と永倉新八@山口智充。斎藤の腹痛は仮病ではないかと見抜いていたお二人でした。

博打打ちの小六の加勢に行くと言う斎藤に

山南:やつらとは手を切ってもらえませんか。
斎藤:そうはいかん。
永倉:お前はもう壬生浪士組の一員だ。
山南:手を切ってもらわなければ困るのです。何かあった時に近藤さんに迷惑がかかる。
斎藤:小六がいなければ俺はのたれ死んでいた。
山南:近藤さんがいなければ、あなたは江戸で捕まっていましたよ。


山南のその言葉に斎藤は心が動きます。江戸での危険な状況から斎藤一がどのように逃れたか、山南は知っていました。確かこれで、斎藤は小六と完全に手を切るんですよね。斎藤を救ったのは、山南。そしてこれから約1年8ヶ月後に脱走しようとする山南を見て、黙って逃がしてくれた斎藤一(涙)。

話は戻り、遅れて京屋を出た山南たちが芹沢鴨@佐藤浩市らに追いついた時、事件は橋の上で起きた。
力士たちと芹澤鴨らが橋の上でぶつかり、一人の力士を斬ってしまう。そのことによって、力士と壬生浪士組との乱闘事件が起きます。
史実でも、近藤勇と井上源三郎は大坂には一緒に来ていたものの、その場には居なかったと云われています。またドラマでは、力士と戦うことを最後まで拒み、戦うことになっても斬らなかった山南敬助ですが、史実では山南も力士を斬ったと云われています。
記録に残っているものでは、山南が真剣を振るった最初の出来事です。
史実において、「山南さん、あなたが付いていながら」と、近藤に怒られたかはわかりませんが・・・

山南が書いた届け出を持って、山南と近藤は奉行所に行く。そして小野川部屋の親方に会うことに。そこで山南は近藤に
山南:あまり下手に出られない方がよろしいかと思います。このような場合、先に謝った方が負けですから。
近藤:それは違う。先に手を出したのは私たちの方です。
山南:そうですが・・・
近藤:私は策を労するのは好きでないのです。


近藤は誠意を持って、親方に謝ります。近藤の姿勢に親方は心打たれて和解します。
「そちらに伺ってお悔やみを」
と言う近藤を山南は止めようとします。その時、近藤は山南に何がいけないと言いたそうな目で山南を見ます。山南は目をそらします。親方は喜び、快く近藤の気持を受け止めます。
今回のように山南の意見を受け入れず、このような2人の考え方のずれが露骨に出たのは初めてではないだろうか。

山南は他のメンバーが待っている所に戻り、近藤によって事件が上手く治まったことを伝え、近藤の素晴らしさを伝えます。
芹澤にも、
「そういうことですので、全てわれらの方で治めました」
と、ちょっと嫌みな言い方をします。この時の、そしてこの後の芹澤がいい。わかったよと応えながら、山南たちがいなくなると、悔しくて物に当たる芹澤がいい。
でもね、この事件を通して、山南も自分にないものを近藤が持っていることに対してジレンマを感じたのではないだろうか。近藤が来る前に奉行所に届出を出すことを拒む芹澤を説得できなかったし。
近藤と山南の間に少しばかり距離ができた?と、思ったりもした第21回でした。
[PR]
by eri-seiran | 2007-05-19 22:29 |  ドラマ/映画/舞台

山南敬助をメインにしたブログです。ホームページ『山南敬助 赤心記』共々よろしくお願い申し上げます。


by eri-seiran
プロフィールを見る
画像一覧