沖の井に女房お兼に孔雀王

江戸でのことの記事のトップバッターは、やはり今回の江戸行きのメインであった片岡孝太郎さん出演の『八月納涼大歌舞伎』についてです。

私は26日の日曜日に、第一部、第三部、翌日の27日の月曜日に第二部を鑑賞しました。孝太郎さんは出演していない第一部はスルーします。後日、第一部の「磯異人館」の作家にちょっと触れたいと思っています。
と言うことで、第三部の『裏表先代萩』、第二部の『ゆうれい貸屋』に『新版 舌切雀』。
それぞれの配役についてはこちらより
みどころについてはこちらより

『裏表先代萩』

江戸時代の前半、仙台藩で起きた伊達騒動というお家騒動を素材にしたもので、江戸時代に起きたものをそのまま取り上げることはできないから、色々と脚色され、面白い場面がピックアップされたものが、今の『伽羅先代萩』となったとのこと。そのまま取り上げることができずに脚色されたというのは忠臣蔵と同じね。そして今回は時代物である『伽羅先代萩』を表、大場道益殺しの一件が世話物として裏であり、時代と世話を交互に見せていくというものでした。これで合っていますよね(苦笑)。

さて孝太郎さんは、三幕目で登場。足利家御殿の場。幼君の鶴千代の命を奪う派があって、誰が味方か敵がわからない状況。そこへ敵である栄御前@秀太郎が来られ、そのために政岡@中村勘三郎、八汐@扇雀、沖の井@孝太郎、松島@高麗蔵が迎えるのです。
衣裳が豪華のうえ、このメンバーが並ぶとすごい。迫力ありますよ。まるで大奥を観ているようでした。
沖の井@孝太郎は出番もセリフも少ないんですが、政岡の子供である千松を八汐が懐剣で刺してしまう。その時、沖の井が懐剣を取りだし、八汐を非難するシーンはまあ~まあ~の料理に調味料を加えて良くなったという感じ?
ごめんなさい。うまく表現できなくて(汗)

とにかく、席もあまりよくなくて、長時間座って観るにはちょっと疲れたのですが、なかなか良い沖の井@孝太郎を観られて満足したということです。

『ゆうれい貸屋』

この舞台を観る一日前に写真入りのプログラム、舞台写真を購入したのですが、孝太郎さんは女房役なのに白塗りじゃない。孝太郎さんが女形で白塗りじゃないのを初めて見たために、違和感がありました。そして写真だけでは女らしさを感じられなかった。しかし舞台でのお兼@孝太郎の女らしさをいっぱい感じられました。
この方はやっぱり声が良い。そしてセリフの言い方やしぐさなど、やっぱり女だ。なんって健気な女房なんでしょう。夫想いなんでしょう。
結末は観る前から知っていたものですから、安心して観られました。知らなかったら、お兼@孝太郎はどうなるの?とそればかり気になっていたかもしれません。弥六@三津五郎と幸せに暮らしていったんだろうな~

物語全体としても面白く、コツコツと頑張ろうよというメッセージもあり、なかなか良かったです。

『新版 舌切雀』

噂には聞いていましたが、びっくり。
立役の孝太郎さんを初めてみましたが、声が違う(笑)。
孔雀王@孝太郎がかわいいの。また鳥の国の王として品格もあり。妻の鶴姫@芝のぶを守ろうとする姿も窺われたり。
衣裳がまたすごくて。すごくて。段の一番上から下に駆け降りるシーンはあまりの一瞬の出来事でびっくり。躓いたりしないのかしら?

物語全体としては面白く、楽しめましたが、やりすぎという感じが私的にはしました。
この方の女形が好きなわけですが、ただこの孔雀王@孝太郎を観て、一度、歌舞伎狂言で殿様役などを観てみたいな~と思ったり。

と言うわけで、簡単であまり中身がなく、またまとまりのないものとなりましたが(汗)、以上が『八月納涼大歌舞伎』の孝太郎さん中心にした感想でした。
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by eri-seiran | 2007-08-31 20:16 | 歌舞伎

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