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徒然亭一門の男たち

ただ今、欠かさず観ている数少ないドラマである連続テレビ小説『ちりとてちん』。しかし10月に始まった頃はそうでもなかったのです。10月は何かと忙しく、観られたら観るけれど、観られなかったらそれはそれで仕方ないという感じで、予約録画をしてまで観ようというほどモチベーションは高くありませんでした。
しかし『組!』ファンとしては、桂吉弥さんが登場するという情報を得て観たら、そしたらもうその時から突然、はまってしまいまして(笑)。

草若師匠の所に一人残った草々と喜代美が、去っていった兄弟弟子たちへ、もう一度徒然亭一門として落語会を開こうと走り回り、最初は断れるものの、兄弟弟子たちも、落語、徒然亭を捨てていたわけではなく、それぞれの事情、思いがあり。今でも落語、師匠への熱い思いがあり。そしてみんなが再び集まり、落語会を開くことになり、落語会での弟子たちの姿を見て、二度と上がらないと決めていた師匠が再び高座に上がり、徒然亭一門が再び動き出した。この物語の2週間は萌えでした。一日に何回観ても泣けたり。
今はちょっと落ち着いて観られるようになりましたけれど。

あの2週間はまさしく絶頂期。私は何故にあんなに萌えたのだろう。ストーリーもそれぞれのキャラクターも良いから萌えたわけで、そしてこの物語のひとつの山場でもあり。大河ドラマ『新選組!』に例えるとしたら、試衛館のメンバーが京に残ることを決めたあたりでしょか。
試衛館のみんなが残ると決め、一人悩む山南敬助@堺雅人。試衛館のメンバーや芹沢鴨派が去った後、一人残った山南敬助が近藤勇について行くことを決意して、その場から立ち上がり、試衛館のメンバーの所に行くまでの映像はなかったけれど、勝手に想像。あ~草若師匠と重なるよ(涙)。

そして少し落ち着いてから、萌えた理由の一つに改めて気付きました。
同じ目的に向かっていく男たちの姿に私は昔から弱い。そうあの2週間は、師匠と男たち4人の物語でした。もう一度落語をやろう、徒然亭を復活させようと男たちがひとつの目的に向かっていく姿に殺られちゃったわけなんですよ。気付くのが遅い(苦笑)。
幕末にしても然り。史実の新選組にしても然り。『新選組!』にしても然り。洋画の『メンフィス・ベル』や『アンタッチャブル』、邦画『LIMIT OF LOVE 海猿』にしても然り。他にも多々あり。
(話しは少しずれますが、草々を演じている青木崇高さんは映画『海猿』と『LIMIT OF LOVE 海猿』に出演していたとのこと。なんかちょっと思い出してきたわよ。わ~改めてチェックしてみよう。)

さて徒然亭四兄弟の中でも、四草@加藤虎ノ介がたまりません。
感情を表に出さず、冷たい感じがする。でも本当は温かく、落語がとても好きで師匠が大好きで、熱い思いを持っていて。
草原にいさんが訪ねて行ったシーン。草原にいさんが
「俺もお前もあの時に逃げた。」
と、言ったら、
「僕らのことを捨てて逃げたのは草若師匠の方じゃないですか。」
と、自分の思いを口に出し、感情を表に出し、「瀬をはやみ・・・」と喋り出す九官鳥に慌て、そして泣く四草を見て、一気に胸キュンになりました。
そしてこの人を見ていると、『新選組!』の斎藤一@オダギリに重なるな~と思うようになり。
感情を表に出さない、冷たい感じがする、でも本当は温かく、やさしく。普段は無口だけれども、周りがあーだ、こーだと話している時に、的確な判断をして、的確な意見をぽつりと言う。蟹をさばくときの不器用さというか、大胆さも似ている。

と言うことで、徒然亭一門の男たち5人を新選組に例えると、四草斎藤一なら、草若師匠近藤勇草々土方歳三、ここまでは簡単に決まる。草原はあの2週間、そして私的には山南敬助かな?と思ったのですが、最近の草原を観ていると井上源三郎かな。一番悩んだのが小草若で、立場的には沖田総司なんですけれど、キャラクター的には原田左之助。母親を父親が殺したと思い込んで出て行ったあたりは、藤堂平助でもいいんですけれどね(山南を近藤・土方が殺したという理由で新選組から離れる話もあり)。
斎藤一以外は、『新選組!』だけで考えるときついものがありますので、一般的に云われているものでお考えくださいませ。

さて加藤虎ノ介さんについてちょっと調べてみました。1974年生まれということにびっくり。堺さんよりひとつだけ下じゃん。と言うことは33歳。この四兄弟の中では、年齢順で言えば、吉弥さんの次ではないか!20代後半あたりかと思っていました。また誕生日が10月20日で、10月14日生まれの堺さんと同じ天秤座。血液型も堺さんと同じO型。
私、天秤座のO型に弱いのかしら?
そしてこの方が堺雅人さんと同じように朝ドラから、いつか大河ドラマに出てくれることを夢見たいと思います。
ぜひ幕末の志士をやってほしい。私的には岡田以蔵とか、河上彦斎とかいいな~と思ったりしているんですけれどね。
あまりわがままは言いませんので、いつか大河ドラマに。そんな日がやってきてほしいな。
by eri-seiran | 2007-12-02 18:31 | エンターテインメント

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