山南と岡田以蔵が飲み友だち

山南敬助&新選組週間ぷらす1日におけるイベントのひとつが中之島演劇祭2008 劇団ファントマによる『幕末殉教伝 イエス斬り捨て』の鑑賞でした。

このお芝居については、関東に住む山南ファンのHさんが4月に東京で鑑賞し、5月に大阪でも上演されますよと教えて頂きました。
と言うわけで、山南ファンのHさんのお勧め、山南敬助と岡田以蔵が飲み友達という斬新な発想に惹かれて観に行って参りました。
2月に新感線プロデュース いのうえ歌舞伎☆號『IZO』を観て、以蔵ブームとなり、昔に読んだ司馬遼太郎氏の『人斬り以蔵』を読もうと、凄まじい状態になっている本棚の中を探したのですが、見つからなくて、そうしているうちにブームが少し遠ざかったのですが、ここに来て再び以蔵ブームがやってきました。

どのような劇団かということと、簡単なあらすじはこちらより

【キャスト】
岡田以蔵@保村大和
武市半平太@盛井雅司
坂本龍馬@坂口修一
田中新兵衛@副島新五
山南啓助@久保田浩
土方歳三@上瀧昇一郎
芹澤鴨@伊藤えん魔
永倉新八@KWANI
藤堂平助@いいむろなおき
後藤象二郎@田村K-1
岩崎弥太郎@行澤孝
勝海舟@猫ひろし
姉小路公都知@きんた・ミーノ
おのう@天野美帆
お登勢@牧野エミ
       他

です。幕末ファンにはたまらない面々でしょう?

ファントマという劇団については全く知りませんでした。出演している役者さんたちは以蔵に龍馬に田中新兵衛に山南啓助(ここでの山南は敬助ではありません)に土方歳三、また岩崎弥太郎などファントマの劇団員ではなく、他の劇団やフリーの方々でゲスト出演です。
勝海舟役の猫ひろしさんだけ、名前を聞いたことがある、テレビで観たことがあり、他は初めての方ばかり。
ここ数日、この舞台に出演した役者さんたちの劇団のホームページや個人のブログなどをチェックしたりしています。
イケメンであったり、個性的であったり、みなさん、芸達者であったり、ただ今、気になっているんだもん。

さて芝居の方はパロディーの部分があったり、シリアスな部分があったり、そのバランスが良かったです。
例えば桜田門外の変なんか、水戸の浪士たちと井伊直弼派の武士たちの戦いを山南啓助と姉小路公都知が実況中継したり(笑)。
また史実とはかけ離れたところもだいぶあって、例えば、芹澤鴨が山南死後も生きていたり。その芹沢を逃がしたのが山南だったり。
寺田屋でお互いの素姓を知らず、名前も知らず、山南と以蔵が飲み友だちになったり。
以蔵と良い仲だったおのうが山南と良い仲になったり。
山南は池田屋事変の前に切腹したり。
でもそんなこと、気になりませんでした。
基本的なところは押さえていましたから。

それから途中で歌も入り、これがまたとても上手いんです。
そして役者とそれぞれのキャラクターが見事に合っているな~と。特に岡田以蔵に武市半平太。それから山南啓助も。
新選組隊士の中で、山南に土方に芹沢が登場するのはわかるのですが、何故に永倉新八に平助なんだろうと思っていました。原田左之助でも斎藤一でもいいじゃないかと観るまでは思っていました。しかし舞台で永倉新八と藤堂平助を観た時に、この役者さんだから永倉に平助なのかな~と思いました。

武市に忠義を誓い、人斬りの役目を負う岡田以蔵。しかし坂本龍馬や勝海舟によって少しずつ変わります。ずっと無表情だった以蔵が最期に見せた微笑みが素敵でした。
山南敬助は以蔵に出逢ったことによって変わり、そして脱走します。温厚で誰からも慕われる山南というものが感じられました。

私が観たのは千穐楽。
カーテンコールが何回かあり。またラストはスタンディングオベーションでした。
舞台には土佐藩に新選組に朝廷に薩摩に幕府に様々。それらのキャラクターを演じている役者さんたちもファントマという劇団に他の劇団にフリーの方と様々。
と言うわけで、役者さんとキャラクターが重なりました。
でも幕末の時とは違って、所属する劇団が違っても、東京から続いた舞台が無事に終わり、みんなでやり遂げた達成感、また喜びあっている姿が印象的でした。
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by eri-seiran | 2008-05-15 23:31 |  ドラマ/映画/舞台

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